昨晩のNY原油

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昨晩のNY原油(9月限)は続落。前日比0.73ドル安の1バレル41.22ドルで取引を終えた。

7月の米雇用統計で事前予想より強気の数字が発表されたことからのドル高で、利食い売り先行ムードとなった。

米中対立激化懸念も一因。トランプ大統領は6日、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する企業との取引を禁じる大統領令に署名した。米政府は7日、香港への自治侵害などを理由に香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官ら11人に制裁を科すと発表した。

米国ではコロナによる死者数が16万人を超え、インドやブラジルなどでも感染拡大が続いている事も一因。

ただし期近の9月限は41ドルが支持線となり、下値の堅さを示した。米ベーカーヒューズ社から発表された米石油掘削機の稼働数が180基割れとなり、減少傾向となったことが下値を支えた。

昨晩のNY白金

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昨晩のNY白金(10月限)は反落。前日比43.5ドル安の970.4ドルで終えた。

時間外取引では、アジア時間後半からアジア株の下落から下げに転じた。欧州時間では金、銀の反落、欧州株が前半から中盤まで軟調な値動きとなったことから下げ幅を拡大した。
日中取引では米雇用統計が事前予想より強気の数字となり、ドル高となると、一段安となった。欧州株は終盤に持ち直したが、米国株は貴金属市場の取引時間中、売り優勢だった事が嫌気された。

昨晩のNY金

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昨晩のNY金(12月限)は反落。前日比41.4ドル安の1トロイオンス2028.0ドルで取引を終えた。連日で最高値を更新したとあって、7日は利益確定売りが優勢だった。

7月の米雇用統計が事前予想より強気の数字となり、ドル高となったことから利食い売りが先行し、修正安場面を迎えた。

米非農業部門雇用者数は176.3万人増加(事前予想 148万人増加)
失業率は10.2%(事前予想10.6%)。

昨晩のNYダウ

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昨晩のNYダウは小幅続伸。前日比46ドル50セント高の2万7433ドル48セントと6月8日以来ほぼ2カ月ぶりの高値で終えた。

トランプ米大統領は6日、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する企業との取引を禁じる大統領令に署名。香港への自治侵害などを理由に、香港政府の行政長官らに制裁を科すと米政府が発表しており、米中対立が深まるとの懸念から下げる場面もあったが、市場予想を上回る米雇用統計を背景に景気敏感株の一角が買われ、引け間際に上昇に転じた。

7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比176万3000人増と、増加幅は市場予想(148万人)を上回った。失業率は小幅に低下。


ただ、経済対策を巡る調整難航が上値を抑えた。7日午後には米政権と野党・民主党指導部の協議が物別れに終わったと伝わった。

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主力ハイテク株は利益確定売りが優勢だった。ナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落し、終値は同97.09ポイント安の1万1010.98。

昨晩の海外市場

ドル円:105.96 + 0.41

NY金2020/12: 2028.0 - 41.4    

NY白金 2020/10:970.4 - 43.5  

NYパラ 2020/9:2176.60 - 82.80     

NY原油 2020/9:41.22 - 0.73

シカゴ大豆 2020/11:867.50 -10.50

シカゴコーン 2020/12:320.75 - 3.00

昨晩の海外株式市場

NYダウ:27,433.48(+46.50)

S&P500:3,351.28(+2.12)

ナスダック:11,010.983(−97.088)

アツイコトバ

才能とは、自分自身を信じる力だ

カルパース、中国系米国人の運用トップが辞任

米最大の公的年金基金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は5日、最高投資責任者(CIO)で中国系米国人のベン・メン氏が同日付で辞任したと発表。

「健康と家族のために集中する」としている。メン氏は中国生まれで米国の市民権を持つ。
同氏を巡っては中国との関係を理由に一部の共和党議員が圧力をかけていた。

インディアナ州選出で対中強硬派のジム・バンクス下院議員(共和党)は2月、メン氏が中国共産党中央組織部の海外高度人材招致プログラム「千人計画」の認定を受けているとして、カリフォルニア州のニューサム知事に書簡を送り、メン氏と中国共産党との関係を調査するよう要請。また、ポンペオ国務長官は2月、各州の公的年金に矛先を向け、「中国人民解放軍に製品を納入している企業に投資している」と批判していた。

「千人計画」を巡っては、米連邦捜査局(FBI)がスパイの可能性で一部を監視対象にしている。

ハリケーン発生、最多予測

米海洋大気局(NOAA)は6日、今年は名前を付けられる熱帯暴風雨が16〜25個発生するとの見通しを示した。25個発生すれば同局の観測史上で最多となる。従来予想では13〜19個の発生としていた。

今年は大西洋の海面温度が高く、ハリケーン級に発達するものは7〜11個と予測。従来予想は3〜6個。

ハリケーン・シーズンに名付けされる熱帯暴風雨は平均12個、そのうち平均6個が発達しハリケーンとなっている。

東京原油(チャート分析)

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 本日の東京原油は反落。MACでは、6日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(29020円)〜HMA(29640円)を下値支持帯とした押し目買い基調継続。RSIは中段で横ばい推移。過熱感なし。

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 三角もち合い放れ待ち。基準線〜転換線が下値支持帯。1月高値〜4月安値までの下げ幅に対する61.8%戻しは、34000円。

tkoilrenko

 練行足は陽転継続。

ゴムRSS3号先物(チャート分析)

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 本日のゴム先限(RSS3号)は続伸。MACでは、7月22日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(165.4円)〜HMA(167.4円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。

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 基準線〜転換線が下値支持帯。1月高値〜4月安値までの下げ幅に対する61.8%戻しは、181.8円。一目均衡表からの上値目標は、N=181.8円、V=182.7円などがカウント可能。二陰介在十陽連。

tkrrenko

 練行足は陽転継続。

白金先物(先限チャート分析)

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 白金先限は反落。MACでは、7月22日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(3097円)〜HMA(3206円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。RSIは高水準で頭打ち、短期的な買われ過ぎ感を示唆。

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 基準線〜転換線が下値支持帯。7月31日安値(3008円)がネックライン。

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 練行足は陰転。

金標準先物(先限チャート分析)

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 本日の金先限は、続伸。上場来高値を連日で更新中。終値ベースで、心理的節目7000円に乗せた。
MACでは、6月23日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(6682円)〜HMA(6765円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。RSIは高水準で過熱感あるものの上昇中で天井感は薄い。

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 2019年5月安値を起点とした中期上昇チャネル継続。基準線〜転換線が下値支持帯。28日の上ヒゲ高値(6705円)と、29日の下ヒゲ安値(6470円)のレンジを、終値ベースで上放れて上げ加速。十三陽連で短期的な買われ過ぎ感。

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練行足は陽転継続。

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 20日間・50日間高値を更新。多くのトレンドフォロー型指標が買い転換中。20日間安値(8/7時点:6152円)を下回らない限りは、陽転が継続。

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ボリンジャーバンドでは、バンドウォーク継続。 %Bのゴールデンクロスを伴っての上げで値幅は大きくなっている。 %Bの水準は切り上がっており、今後、%Bが頭打ち・デッドクロスとなるなら調整局面となる。


日経225先物(チャート分析)

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本日の日経225先物は、続落。MACでは、7月30日にヒットした売りのトリガー継続。LMA(22120円)〜HMA(22580円)を上値抵抗帯とした戻り売り基調継続。

225ichimoku

 基準線〜転換線は維持。200日移動平均線と重なる雲の上限が下値支持。心理的節目23000円が上値抵抗として機能中。

225renko

 練行足は陰転。

銀の割安感解消進む

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 金が連日の最高値更新で、相対的な割安感から銀やプラチナが代替として買われてきたが、足元では割安感が、かなり解消されてきた。

 ジム・ロジャーズやピーター・シフが銀を推奨との記事が多く出始めたのが、「金銀レシオ」が、これまでの抵抗だった80を上抜き、銀の割安感が意識され始めた頃。ここ5000年の中で、最高(銀の割安)に達したことが、大きく報じられたが、4月に「金銀レシオ」がピークを打った後は、足元では急速に割安感が解消されている。

 80を再度、割り込んでおり、銀の割安感は後退している点に注意。今後、金に調整が入った場合、金以上に調整が大きくなるリスクも内在する。
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菊川 弘之

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