TKG

 本日の東京金は続伸。2016年11月14日安値を起点とした上昇チャネル継続。MACでは、9日にヒットした売りのトリガーが継続している状態。終値ベースでのHMA(5/16:4495円)の攻防戦。 同水準を上抜くと、買いのセットアップとなる。

225

 本日の日経225は反発も、心理的節目20000円は回復できず。ストキャスティクスは高水準でのデッドクロス。
2016年6月安値を起点とした上昇チャネルの中心線で上値が抑えられる一方、転換線で下支えられている。

「風向き変わる。地政学リスク再浮上」寄稿しました。

参考にして頂ければと思います。

 南アフリカ白金大手ロンミンは15日発表の決算で、上半期(1〜6月)の営業損失が1億8100万ドルだったと発表。コスト高と生産減少が理由。

 また、今年の設備投資額計画を14億〜15億ランド(約1億0510万〜1億1260万ドル)と、従来の18億ランドから引き下げた。

米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によると、ジョン・ポールソン氏率いるヘッジファンド、ポールソン・アンド・カンパニーは、2017年第1四半期に世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの保有水準を据え置いた。

 3月末時点の評価額は5億1760万ドルで、16年第4四半期の4億7790万ドルから上昇した。

2016年概要: 自動車触媒向け需要は記録を更新したもの、パラジウム市場の供給不足幅は縮小。

中国における自動車触媒向け需要は23%上昇したものの、世界的に見ればリサイクル量の回復は鈍かった。それにもかかわらず2016 年のパラジウム市場は、より需給バランスの取れた方向へ動いた。
自動車購入税が軽減されたことから中国における乗用車の販売台数は15%以上増加し、中国の自動車触媒向けパラジウム需要は63.1 トンへと大きく上昇した。しかしながら産業用需要は弱まり、一方パラジウム価格の上昇はETF 投資家による大規模な利食い売りの引き金となった。ロシアの在庫取り崩しにより供給量が5%上昇したことから、パラジウムの供給不足幅は4.9 トンへ縮小した。


2017年展望: 自動車触媒向け需要は記録を更新するものの、投資部門での売り越し幅が縮小することから、パラジウム市場の供給不足幅は拡大するであろう。

ガソリン車の生産台数は世界的に増加が見込まれ、また中国、ヨーロッパ、北米では排出ガス規制の強化が行われることから、全世界における自動車触媒向け需要は255.7 トンに達すると予想される。

投資部門で更なる利食い売りの可能性はあるものの、過去2 年にわたる大幅な売り越しに比べれば、売り越し幅は縮小すると予想される。産業用需要、とりわけ中国のバルクケミカルメーカーからの需要は底堅いと見られることから、総需要は7%以上増加し、315.0 トンになるものと思われる。

使用済み自動車触媒からのリサイクル量は過去2 年の低迷から幾分回復するものと思われるが、一次供給量は冴えないだろう。その結果、パラジウム市場の供給不足幅は著しく拡大し、24.4 トンになると予想される。

2016年概要: 自動車触媒向けと産業用需要はここ数年で最高となり、5 年連続で供給不足となった。自動車や産業、投資部門の需要が力強かったため、宝飾部門の落ち込みが相殺され、2016 年のプラチ市場は供給不足のままであった。

日本の投資家向けのプラチナ地金販売が非常に旺盛であった事から、投資需要は30%以上の増加。
ヨーロッパにおけるディーゼル車の生産台数が増加したことと、Euro 6b が完全に施行されたことにより、自動車メーカー向けのプラチナ販売は2008 年以来最高の水準であった。
中国のガラスや化学メーカーからの需要が力強かったことから、産業用需要も過去5 年で最高となった。

しかし、これらの増加分は中国での宝飾品製造向け需要が大きく減少したことにより相殺された。中国ではジュエリーの販売が振るわず、流通チェーンにおいて在庫の削減が行われた。一次供給量は横ばいであり、また使用済み自動車触媒からのリサイクルの増加も限定的であったことから、プラチナ市場は6.5 トンの供給不足となった。


2017年展望: 宝飾や自動車触媒、投資の需要が減少する事から、市場は供給過多となろう。宝飾、自動車触媒、投資の需要は減速する事が予想されることから、2017年のプラチナ市場は6年ぶりに供給過多となるであろう。

中国の宝飾品製造向け需要は今年も減少するものと予想される。一方自動車触媒向け需要は、ヨーロッパで導入が予定されている実路走行排気計測試験に対応するための触媒技術の変更により影響を受けるだろう。投資需要は買い越しのままであろうが、日本の投資家による買いが減速していることから、過去2年の水準を下回るであろう。

産業用需要は底堅い状況が続き、一次供給量もリサイクルも減少するものと予想されるが、需給バランスを均衡のとれたものに保つには不充分であろう。

時間国名 経済指標・行事 事前予想
13:30日本3月第三次産業活動指数[前月比] 
17:30英国4月消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 
17:30英国4月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 
17:30英国4月小売物価指数(RPI)[前年同月比] 
18:00ユーロ1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)[前年同期比]+1.7%
18:00ユーロ5月ZEW景況感調査  
18:00ユーロ3月貿易収支  
18:00独国5月ZEW景況感調査(期待指数) 21.7
21:30米国4月住宅着工件数[年率換算件数]126.5万件
21:30米国4月建設許可件数[年率換算件数]127.0万件
22:15米国4月鉱工業生産[前月比]+0.3%
22:15米国4月設備稼働率 76.3%
---------IEA月報  

時間国名 経済指標・行事 事前予想結果
8:50日本4月国内企業物価指数[前年同月比] +0.2%
11:00中国4月小売売上高[前年同月比]+10.6%+10.7%
11:00中国4月鉱工業生産[前年同月比]+7.1%+6.5%
21:30米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数  -1.0
23:00米国5月NAHB住宅市場指数  70
29:00米国3月対米証券投資(短期債除く)  598億ドル

cc

 昨晩のシカゴコーン(7月限)は、反落。心理的節目370セント台を維持できず。ストキャスティクスはデッドクロス。2016年8月安値を起点とした上昇チャネル下限の攻防戦へ。

yen

ドル円は、転換線で下支えられて反発。雲の切り下がる時間帯に入る。転換線割れなら修正は深くなる。転換線の攻防が焦点。

dow

昨晩のNYダウは反発。終値ベースで20000ドル回復。同水準を中心としたもち合い放れ待ち。ストキャスティクスはゴールデンクロス。

海外市況速報20170516

昨晩の海外市場は、こちら。画像をクリックすると拡大します。

最終約定価格20170516

 貴金属・原油市場が堅調、穀物市場は軟調で始まる見通し。

wti

昨晩のNY原油(6月限)は、大幅続伸。心理的節目50ドルで上値が抑えられて基準線水準まで下押された。1月高値を起点とした下降チャネル継続。ストキャスティクスは高水準。

nypt

昨晩のNY白金(7月限)は、続伸。前日の十字線高値を上抜いて、上げ加速。ただし、3月安値と4月安値を結んだラインと重なる基準線で上値が抑えられた。同水準の攻防が焦点。

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