ドル円:メモリアルデーの祝日を含む3連休前とあって商いが盛り上がりを欠く中、ドルが英ポンドに対して買われると円もドル買いに押された。前日公表の英世論調査によると、支持率でメイ首相の与党・保守党と最大野党・労働党の差が縮まった。
NYダウ:7営業日ぶりに反落。29日がメモリアルデーの祝日で3連休のため薄商いで方向感に乏しかった。機関投資家の多くが運用指標に据えるS&P500種株価指数は小幅に7日続伸し、3日連続で最高値を更新。
NY金(6月限):米国内総生産(GDP)改定値が予想を上回ったことや、ドル高加速で1264.0ドルまで後退したが、ドル高一服や原油の急反発をはやして上昇が再開した。前半の安値を維持したあとは、原油の上値追いやドルの押しをはやして、時間外取引の高値や、50日移動平均線を上抜いたことによるテクニカル買いも入り、3連休を控えた買い戻しも一因。
NY銀(7月限):金の反発やドル反落で切り返した。米GDP増加やドル反発で押されたが、原油・金の反発で時間外取引の高値を抜いた。
NY白金(7月限):ドル反落や金の上昇、米GDP上方修正をはやして今月高値を更新したあと、ドル高加速で後退したが、原油急伸で3連休を控えた買い戻しが入り、大幅続伸。
NYパラ(6月限):金の反発から上値追いを好感、米GDPの上方修正やプラチナ急伸、原油の急反落、米株価指数先物の反発で切り返し大幅続伸。
NY原油(7月限):第1四半期の実質国内総生産(GDP)改定値が市場予想を上回り、ドル高要因となったが、原油相場は下値堅く推移し、プラスサイドに浮上。貴金属が金に主導され大幅高となり、コーン、小麦など農産物にも上昇する商品が目立ったことなどから49ドル台を回復。リグ稼働数増加を嫌気も、3連休前の買い戻しが一因となり、プラスサイドを維持。
シカゴ大豆(7月限):下げに対する反動で940セントを上回ったが、ドル高・原油安で前日安値を下回った。降雨予報による作付け遅れ観測で反発したが、ドル高加速や作物保険申請が少ないとの噂、取組増加による売り人気で年初来安値を更新した。
シカゴコーン(7月限):売りが先行したが、前日安値を維持したあとは、産地の降雨予報による作付け遅れ観測や、作物保険の締め切りが接近する中、コーンの申請が少ないとの思惑、小麦の急伸、テクニカル改善で前日高値を突破。