NY金(チャート分析)
本日の経済指標
発表予定時間 | 国名 | 指標名 | 事前予想 | |
8:50 | 日本 | 2月 | 貿易収支(通関ベース) | 4002億円 |
8:50 | 日本 | 前週分 | 対外対内証券売買契約等の状況 | |
15:30 | 日本 | -- | 黒田東彦日銀総裁、発言 | |
19:00 | ユーロ圏 | 2月 | 消費者物価指数(HICP) 【前年同月比 改定値】 | -0.2% |
21:00 | 英国 | -- | イングランド銀行金利発表 | 0.50% |
21:00 | 英国 | -- | 英中銀資産買取プログラム規模 | 3750億ポンド |
21:00 | 英国 | -- | 金融政策委員会(MPC)議事録 | |
21:30 | 米国 | 10-12月期 | 四半期経常収支 | -1180億ドル |
21:30 | 米国 | 3月 | フィラデルフィア連銀製造業景気指数 | -1.5 |
21:30 | 米国 | 前週分 | 新規失業保険申請件数 | 26.8万件 |
21:30 | 米国 | 前週分 | 農務省週間輸出検証高 | |
23:00 | 米国 | 2月 | 景気先行指標総合指数 【前月比】 | 0.2% |
-- | 欧州 | -- | ECB理事会 |
本日の東京商品市場の見通し
昨晩の海外市場は、こちら。画像をクリックすると拡大します。
ドル円は、米住宅市場の好調さや米コアインフレの予想を上回る伸びなどを受け、序盤すぎに113.82円まで上昇したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で引き続き世界経済の動向がリスクと警告され、先行きの利上げ予測が下方修正されたことから、一時、112.33円まで急落。
NY金(4月限)は、前日安値を維持したあとは、原油急伸で反発したが、株価反発で値を消し小幅続落。
NY白金(4月限)は、金の上昇や原油急伸、株価上昇で前日高値を抜いたが、株価反落、インフレ低下・鉱工業生産減少などの米景気減速で反落。
NY原油(4月限)は、米原油在庫が予想されたほど増加せず、主要産油国の会合が4月17日にドーハで行われることとなったことなどから急反発。
シカゴ大豆(5月限)は、仕向け地不明の大口成約、原油急伸によるリスク商品買いで反発したが、南米の好天予報や収穫進展観測で値を消した。
シカゴコーン(5月限)は、安寄りしたあとも、大豆・小麦の下落や、米デルタ地帯の天気回復による作付け進展観測で前日安値を下回った。
本日は、穀物以外は、全面高で始まる見通し。
米エネルギー情報局(EIA)米石油在庫統計
FOMC委員17人の景気・金利見通し
2月の消費者物価指数
米労働省発表の2月の消費者物価指数は前月比0.2%低下。前月は変わらず。事前予想は0.2%低下。振れの大きい食品・エネルギーを除くコア指数は前月比0.3%上昇。前月は0.3%上昇。事前予想は0.2%上昇。
2月の住宅着工件数
FOMC声明
米連邦公開市場委員会(FOMC)が1月会合以降に入手した情報は、この数カ月の国際経済と金融情勢にもかかわらず、米経済活動が緩やかに拡大していることを示している。家計支出は緩やかに増加し、住宅部門はさらに改善した。しかし、設備投資と輸出は引き続き弱い。
雇用の強い伸びを含む最近の指標の幅は、労働市場がさらに強靱になったことを示している。インフレは、この数カ月で上向いたが、エネルギー価格と非エネルギー部門の輸入物価の下落を一部反映し、FOMCの2%長期目標を下回り続けている。市場ベースのインフレ調整分の指標は低水準にとどまっている。調査ベースの長期インフレ期待の指標はこの数カ月ほとんど変わっていない。
法令で定められた責務に則し、FOMCは雇用の最大化と物価安定の促進を目指している。FOMCは現時点で、金融政策の緩やかな調整により、経済は緩やかなペースで拡大し、労働市場に関する指標は引き続き強固になると予測する。しかし、国際経済と金融情勢が引き続きリスクとなっている。
インフレは、一つにはこれまでのエネルギー価格の下落から、短期的に低水準にとどまると予想する。しかし、エネルギー価格や輸入物価の下落による一時的な影響がなくなり、労働市場がさらに強固になれば、中期的に2%には向けて上昇すると予想する。FOMCは引き続きインフレの状況を緊密に監視していく。
これらの状況を踏まえ、FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準を0.25〜0.5%に据え置くことを決定した。金融政策の姿勢は引き続き緩和的であり、労働市場環境のさらなる改善とインフレの2%への回帰を支える。
FF金利誘導目標水準の今後の調整時期と規模を判断するに当たって、FOMCは、雇用最大化と2%物価目標に関する経済情勢を、実績と見通しから評価していく。この評価は、労働市場環境に関する指標、インフレ圧力やインフレ期待の指標、金融、国際的な情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する。
最近のインフレが2%を下回っていることから、FOMCはインフレ目標に向けた現状の進展と見通しを慎重に監視する。経済情勢は、緩やかな利上げだけを正当化する形で進展すると予測する。FF金利誘導目標水準は一定の間、長期的に予測されている水準を下回るだろう。しかし、実際のFF金利誘導目標水準の先行きはデータが示す経済見通しに依拠する。
FOMCはエージェンシー債やMBSの償還資金を再投資する既存の政策を維持し、償還を迎える米国債を入札方式で再投資する政策を維持する。これらはFF金利誘導目標水準の正常化が十分に進むまで行う見通し。この相当額の長期証券保有を継続する政策は、金融市場の緩和状態の維持を支えるはずだ。
FOMCの金融政策に賛成票を投じたのは、イエレンFOMC委員長(FRB議長)、ニューヨーク連銀のダドリー総裁、ブレイナードFRB理事、セントルイス連銀のブラード総裁、フィッシャーFRB副議長、クリーブランド連銀のメスター総裁、パウエルFRB理事、ボストン連銀のローゼングレン総裁、タルーロFRB理事。
カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、今回の会合でFF金利誘導目標水準を0.5〜0.75%に引き上げるべきだと主張し、反対した。
雇用の強い伸びを含む最近の指標の幅は、労働市場がさらに強靱になったことを示している。インフレは、この数カ月で上向いたが、エネルギー価格と非エネルギー部門の輸入物価の下落を一部反映し、FOMCの2%長期目標を下回り続けている。市場ベースのインフレ調整分の指標は低水準にとどまっている。調査ベースの長期インフレ期待の指標はこの数カ月ほとんど変わっていない。
法令で定められた責務に則し、FOMCは雇用の最大化と物価安定の促進を目指している。FOMCは現時点で、金融政策の緩やかな調整により、経済は緩やかなペースで拡大し、労働市場に関する指標は引き続き強固になると予測する。しかし、国際経済と金融情勢が引き続きリスクとなっている。
インフレは、一つにはこれまでのエネルギー価格の下落から、短期的に低水準にとどまると予想する。しかし、エネルギー価格や輸入物価の下落による一時的な影響がなくなり、労働市場がさらに強固になれば、中期的に2%には向けて上昇すると予想する。FOMCは引き続きインフレの状況を緊密に監視していく。
これらの状況を踏まえ、FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準を0.25〜0.5%に据え置くことを決定した。金融政策の姿勢は引き続き緩和的であり、労働市場環境のさらなる改善とインフレの2%への回帰を支える。
FF金利誘導目標水準の今後の調整時期と規模を判断するに当たって、FOMCは、雇用最大化と2%物価目標に関する経済情勢を、実績と見通しから評価していく。この評価は、労働市場環境に関する指標、インフレ圧力やインフレ期待の指標、金融、国際的な情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する。
最近のインフレが2%を下回っていることから、FOMCはインフレ目標に向けた現状の進展と見通しを慎重に監視する。経済情勢は、緩やかな利上げだけを正当化する形で進展すると予測する。FF金利誘導目標水準は一定の間、長期的に予測されている水準を下回るだろう。しかし、実際のFF金利誘導目標水準の先行きはデータが示す経済見通しに依拠する。
FOMCはエージェンシー債やMBSの償還資金を再投資する既存の政策を維持し、償還を迎える米国債を入札方式で再投資する政策を維持する。これらはFF金利誘導目標水準の正常化が十分に進むまで行う見通し。この相当額の長期証券保有を継続する政策は、金融市場の緩和状態の維持を支えるはずだ。
FOMCの金融政策に賛成票を投じたのは、イエレンFOMC委員長(FRB議長)、ニューヨーク連銀のダドリー総裁、ブレイナードFRB理事、セントルイス連銀のブラード総裁、フィッシャーFRB副議長、クリーブランド連銀のメスター総裁、パウエルFRB理事、ボストン連銀のローゼングレン総裁、タルーロFRB理事。
カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、今回の会合でFF金利誘導目標水準を0.5〜0.75%に引き上げるべきだと主張し、反対した。
イエレン議長会見
国際経済、金融情勢はリスクがあり、政策金利据え置きが妥当と判断した。
米国内の金融環境は最近、改善した。
中国経済は減速した。
日本の15年10〜12月期の成長鈍化は驚きだった。
国際経済、金融情勢を緊密に監視していく。
大半の委員は昨年12月時点よりも緩やかな利上げペースを予想している。ただ予想は今後の利上げ計画を規定するものではない。
次回4月を含め、すべてのFOMC会合で利上げの可能性はある。
成長見通しに対するリスクは一時より後退したが、まだ残っている。
中国と日本、欧州の中央銀行などは景気下支え策を実行している。
米経済は逆風下でも力強い。
今回の会合で金融緩和策の議論は行っていない。マイナス金利政策の導入は積極的には検討していない。
緩和が必要な場合、量的緩和やガイダンスなどの方策がある。
米国内の金融環境は最近、改善した。
中国経済は減速した。
日本の15年10〜12月期の成長鈍化は驚きだった。
国際経済、金融情勢を緊密に監視していく。
大半の委員は昨年12月時点よりも緩やかな利上げペースを予想している。ただ予想は今後の利上げ計画を規定するものではない。
次回4月を含め、すべてのFOMC会合で利上げの可能性はある。
成長見通しに対するリスクは一時より後退したが、まだ残っている。
中国と日本、欧州の中央銀行などは景気下支え策を実行している。
米経済は逆風下でも力強い。
今回の会合で金融緩和策の議論は行っていない。マイナス金利政策の導入は積極的には検討していない。
緩和が必要な場合、量的緩和やガイダンスなどの方策がある。
連邦公開市場委員会(FOMC)委員の金利見通し
委員が示した金利予想(中央値)は2016年に0.25%ずつ2回の利上げを行う可能性を示唆。
昨年12月時点の4回から半減した。
昨年12月時点の4回から半減した。
連邦公開市場委員会(FOMC)声明
昨晩の経済指標
国名 | 指標名 | 事前予想 | 結果 | |
英国 | 2月 | 失業保険申請件数 | -0.91万人 | -1.80万件 |
英国 | 2月 | 失業率 | +2.2% | +2.1% |
米国 | 2月 | 消費者物価指数(CPI) 【前月比】 | -0.2% | -0.2% |
米国 | 2月 | 消費者物価指数(CPIコア指数) 【前月比】 | +0.2% | 0.3% |
米国 | 2月 | 住宅着工件数 【年率換算件数】 | 115.0万件 | 117.8万件 |
米国 | 2月 | 建設許可件数 【年率換算】 | 120.0万件 | 116.7万件 |
米国 | 2月 | 鉱工業生産 【前月比】 | -0.3% | -0.5% |
米国 | 2月 | 設備稼働率 | 76.9% | 76.7% |
米国 | -- | FOMC政策金利発表 | 0.25-0.50% | 0.25-0.50% |
昨晩の海外市場(ヘッドライン)
ドル・円:米住宅市場の好調さや米コアインフレの予想を上回る伸びなどを受け、序盤すぎに113.82円まで上昇したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で引き続き世界経済の動向がリスクと警告され、先行きの利上げ予測が下方修正されたことから、一時、112.33円まで急落。
NYダウ:FOMC後に公表された声明や政策金利の見通しを受けて、米利上げは緩やかなペースになるとの見方が強まり買いが優勢となり、昨年12月31日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値で終えた。
NY金:前日安値を維持したあとは、原油急伸で反発したが、株価反発で値を消し小幅続落。
NY銀:FOMCの結果待ちで方向感が出す、前日終値に収束し小幅続落。
NY白金:金の上昇や原油急伸、株価上昇で前日高値を抜いたが、株価反落、インフレ低下・鉱工業生産減少などの米景気減速で反落。
ロンドンアルミ:米鉱工業生産の減少で一カ月ぶりの安値に下落。ただ、原油急伸や株価反発で下げ止まった。
NY原油:米原油在庫が予想されたほど増加せず、主要産油国の会合が4月17日にドーハで行われることとなったことなどから急反発。
シカゴ大豆:仕向け地不明の大口成約、原油急伸によるリスク商品買いで反発したが、南米の好天予報や収穫進展観測で値を消した。
シカゴコーン:安寄りしたあとも、大豆・小麦の下落や、米デルタ地帯の天気回復による作付け進展観測で前日安値を下回った。
NYコーヒー:材料難の中、引き続き、投機的な買いが相場を主導して反発。
NY粗糖:レアル安進行も、供給不足などから下値拾われ、期近が反発。
NYダウ:FOMC後に公表された声明や政策金利の見通しを受けて、米利上げは緩やかなペースになるとの見方が強まり買いが優勢となり、昨年12月31日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値で終えた。
NY金:前日安値を維持したあとは、原油急伸で反発したが、株価反発で値を消し小幅続落。
NY銀:FOMCの結果待ちで方向感が出す、前日終値に収束し小幅続落。
NY白金:金の上昇や原油急伸、株価上昇で前日高値を抜いたが、株価反落、インフレ低下・鉱工業生産減少などの米景気減速で反落。
ロンドンアルミ:米鉱工業生産の減少で一カ月ぶりの安値に下落。ただ、原油急伸や株価反発で下げ止まった。
NY原油:米原油在庫が予想されたほど増加せず、主要産油国の会合が4月17日にドーハで行われることとなったことなどから急反発。
シカゴ大豆:仕向け地不明の大口成約、原油急伸によるリスク商品買いで反発したが、南米の好天予報や収穫進展観測で値を消した。
シカゴコーン:安寄りしたあとも、大豆・小麦の下落や、米デルタ地帯の天気回復による作付け進展観測で前日安値を下回った。
NYコーヒー:材料難の中、引き続き、投機的な買いが相場を主導して反発。
NY粗糖:レアル安進行も、供給不足などから下値拾われ、期近が反発。
昨晩の海外市場
ドル・円 112.55 - 0.55
NY金 2016/ 4 1229.8 - 1.2
NY銀 2016/ 5 1521.9 - 4.2
NYプラ 2016/ 4 958.7 - 1.1
NYパラ 2016/ 6 577.50 + 6.80
NY原油 2016/ 4 36.46 + 2.12
シカゴ大豆 2016/ 5 894.50 + 2.50
シカゴコーン 2016/ 5 368.25 - 0.25
NYコーヒー 2016/ 5 129.05 + 3.35
NY粗糖 2016/ 5 15.47 + 0.15
NY金 2016/ 4 1229.8 - 1.2
NY銀 2016/ 5 1521.9 - 4.2
NYプラ 2016/ 4 958.7 - 1.1
NYパラ 2016/ 6 577.50 + 6.80
NY原油 2016/ 4 36.46 + 2.12
シカゴ大豆 2016/ 5 894.50 + 2.50
シカゴコーン 2016/ 5 368.25 - 0.25
NYコーヒー 2016/ 5 129.05 + 3.35
NY粗糖 2016/ 5 15.47 + 0.15