戦略備蓄放出
米ホワイトハウスと与野党の議会指導部は26日夜、予算案の下で2018会計年度から2023会計年度まで、毎年数百万バレルの戦略石油備蓄(SPR)を売却する計画で合意に達した。6億9500万バレルのSPRの8%超の売却案では、メキシコ湾岸沿いの4つの施設で実施される。
売却は2018会計年度に年間500万バレルで開始が予定され、2023会計年度までに1000万バレルに拡大し、合計で5800万バレルが売却される。
売却は2018会計年度に年間500万バレルで開始が予定され、2023会計年度までに1000万バレルに拡大し、合計で5800万バレルが売却される。
米債務上限引き上げと予算案で与野党が合意
米ホワイトハウスと与野党の議会指導部は、連邦債務上限の引き上げと2016、17会計年度の予算案で合意に達した。共和党のベイナー下院議長は27日、党会合で予算案の内容を説明。28日に採決を行い、上院に送付する考えを示した。
下院では29日、退任を表明しているベイナー氏の後任を選ぶ議長選出が予定されており、30日の退任までに与野党の大きな争点となっている問題を片付けたい意向。
ホワイトハウスは、議会の与野党双方に対し、指導部が合意した予算案を可決するよう要請。予算案は国防、国内プログラム向け双方の強制的な歳出削除を回避するとしている。
合意では、米国の借り入れ権限を2017年3月まで延長する。
米財務省は来週11月3日にも資金が枯渇するとしており、議会が債務上限引き上げで迅速に対応しなければデフォルト(債務不履行)のリスクが迫る。
また議会は12月11日までに連邦プログラム向けの新規資金手当てで合意しない限り、大半の政府機関は閉鎖に追い込まれる。今回の合意は大枠のみで、詳細は今後詰める必要。
歳出増の原資を確保するため、2018会計年度から6年にわたり5800万バレルの戦略石油備蓄を売却することも盛り込まれた。米国は戦略石油備蓄として、テキサスとルイジアナに6億9500万バレル超の原油を保有。議会は新薬プログラムや高速道路の維持管理の原資を手当てするため、今年に入り何度か石油備蓄の売却を検討している。
下院では29日、退任を表明しているベイナー氏の後任を選ぶ議長選出が予定されており、30日の退任までに与野党の大きな争点となっている問題を片付けたい意向。
ホワイトハウスは、議会の与野党双方に対し、指導部が合意した予算案を可決するよう要請。予算案は国防、国内プログラム向け双方の強制的な歳出削除を回避するとしている。
合意では、米国の借り入れ権限を2017年3月まで延長する。
米財務省は来週11月3日にも資金が枯渇するとしており、議会が債務上限引き上げで迅速に対応しなければデフォルト(債務不履行)のリスクが迫る。
また議会は12月11日までに連邦プログラム向けの新規資金手当てで合意しない限り、大半の政府機関は閉鎖に追い込まれる。今回の合意は大枠のみで、詳細は今後詰める必要。
歳出増の原資を確保するため、2018会計年度から6年にわたり5800万バレルの戦略石油備蓄を売却することも盛り込まれた。米国は戦略石油備蓄として、テキサスとルイジアナに6億9500万バレル超の原油を保有。議会は新薬プログラムや高速道路の維持管理の原資を手当てするため、今年に入り何度か石油備蓄の売却を検討している。
シカゴ大豆(チャート分析)
シカゴコーン(チャート分析)
NY白金(チャート分析)
NY金(チャート分析)
NY原油(チャート分析)
NYダウ(チャート分析)
本日の東京商品市場の見通し
昨晩の海外市場は、こちら。画像をクリックすると拡大します。
ドル円は続落。日米の金融政策決定を控えるなか、株式相場の下落や9月の米耐久財受注の減少などが嫌気され、朝方に120.16円まで下落した後も安値圏でのもみ合いが続いた。
NY金(12月限)は、前日安値を維持したことや米耐久財受注減少で反発したが、ドル高・原油安で値を消した。米消費者信頼感指数の低下で反発したが、プラスを維持できず。
NY白金(1月限)は、金や原油、米株価指数先物の下落で2週間ぶりの安値に続落。
NY原油(12月限)は、下げ幅を拡大。28日発表の米エネルギー情報局(EIA)統計で米原油在庫増は5週連続して増加する見通しで、すでにこの時期としての過去5年平均を1億バレル超上回っていることから、供給過剰懸念の強まりが嫌気された。
シカゴ大豆(11月限)は、収穫が平年を上回ったことから前日安値を下回ったが、中国向け輸出が好調なことや、ブラジルの作付け遅れをはやして切り返した。
シカゴコーン(12月限)は、収獲進展による供給増加や原油急落や、コーンベルト西部の単収が高水準なこと、相場上昇による農家売り増加、輸出低迷が圧迫して反落。
本日は金・銀が変わらず前後、大豆がややプラスで始まる以外は、概ね軟調で始まる見通し。FOMCや日銀金融政策決定会合を見極めたいとの動きが強まりそう。
EIA石油統計(事前予想)
耐久財受注
消費者信頼感指数
S&Pケース・シラー住宅価格指数
昨晩の海外市場(ヘッドライン)
ドル円:米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の公表を翌日に控えて警戒感が強まる中続落
NY金:米連邦公開市場委員会(FOMC)による金融政策決定を控えて小反落
NY白金:金や原油、米株価指数先物の下落を受け続落
NY原油:需給緩和懸念や低調な米経済指標を受けて売られ続落
シカゴ大豆:加工工場への大豆入荷が遅れているため、加工業者が粉砕のペースを抑制せざるを得なくなっており反発
シカゴコーン:米国内の収穫の進捗や、輸出需要の鈍さが重しとなり反落
NYコーヒー:中心限月12月限は前日比±0.0セント(±0.0%)で前日と変わらず
NY粗糖:中心限月3月限は前日比0.22セント(1.5%)安となり反落
NY金:米連邦公開市場委員会(FOMC)による金融政策決定を控えて小反落
NY白金:金や原油、米株価指数先物の下落を受け続落
NY原油:需給緩和懸念や低調な米経済指標を受けて売られ続落
シカゴ大豆:加工工場への大豆入荷が遅れているため、加工業者が粉砕のペースを抑制せざるを得なくなっており反発
シカゴコーン:米国内の収穫の進捗や、輸出需要の鈍さが重しとなり反落
NYコーヒー:中心限月12月限は前日比±0.0セント(±0.0%)で前日と変わらず
NY粗糖:中心限月3月限は前日比0.22セント(1.5%)安となり反落