昨晩のドル円

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 昨晩のドル円は、109円台後半での振幅。前日比10銭円高・ドル安の1ドル=109円85〜95銭で取引を終えた。
 12月の卸売物価指数は前月比で0.1%上昇にとどまり、市場予想(0.2%)を下回った。物価が上がりにくい状態が続くとの見方から債券が買われ、米長期金利が低下。

 午後になって米中が合意に署名し、詳細も伝わった。中国が2年間で2000億ドルの米製品の輸入を増やす内容のほか、知的財産保護強化や為替の透明性、金融サービスの開放なども盛り込まれた。米製品の輸入については事前に伝わっていた内容の通り。全体的には目新しい内容もなく、市場の反応は限定的。
今回の合意で貿易問題の緩和が期待されるものの、中国経済への圧迫が緩和することはないとの指摘も聞かれる。米国は12月に追加予定だった関税を見送っただけで、既存の関税は残っている。一部関税については、2月中旬から半分に引き下げられる予定。関税撤廃については第2段階以降の交渉次第で、トランプ大統領は、第2段階の合意は11月の米大統領選挙後と述べた。

 全体的にはドル売り優勢の展開で、株式市場が底堅さを堅持しており、円安がドル円をサポートしている格好。

大豆圧砕高(NOPA)

米油実加工業者協会(NOPA)が15日発表した2019年12月の大豆圧砕高は1億7481万2000ブッシェルと、市場平均予想(1億7164万4000ブッシェル)、前月(1億6490万9000ブッシェル)、前年同月(1億7175万9000ブッシェル)を上回った。19年10月に記録した過去最高(1億7539万7000ブッシェル)に次ぐ水準。

昨晩のNY金

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昨晩のNY金(2月限)は、反発。前日比9.4ドル高の1トロイオンス1554.0ドルで取引を終えた。

米中の第1段階の通商合意の署名式が行われたが、米国の中国製品に対する関税引き下げが米大統領選後になるとの見方などを受けて堅調となった。
また12月の米生産者物価指数(PPI)が予想以下となったことも支援要因。

カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ政権が「第1段階」の米中通商合意の履行状況を見極める間、対中関税は維持されるとの認識を示した。
また、米中の「第2段階」通商交渉がすぐには始まらない可能性があると、中国共産党機関紙・人民日報傘下の有力国際情報紙、環球時報が関係筋の話として報じた。

12月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇した。モノが値上がりする一方でサービスが伸びず、小幅な伸びにとどまった。

1月のニューヨーク州製造業業況指数は4.8と、前月改訂値の3.3から上昇し、市場予想の3.55も上回った。


昨晩のNY原油

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昨晩のNY原油(2月限)は反落した。前日比0.42ドル安の1バレル57.81ドルで取引を終えた。一時57.36ドルと期近物として昨年12月上旬以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。

米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫は減少したものの、石油製品の在庫が増加を続けたことが重しとなった。石油輸出国機構(OPEC)月報で、今年のOPEC非加盟国の原油生産見通しを引き上げた事も一因。第1弾の米中通商合意が正式に成立したことで下値は支えられたが、戻りは限られた。

ガソリン在庫は過去5年のレンジ上限を上回って拡大を続け、留出油の在庫は急速に積み上がっている。ガソリンは昨年2月以来、ヒーティングオイル・軽油は2017年9月以来の高水準となった。米国内の生産量は日量1300万バレルまで拡大し、過去最高水準を更新。
石油製品需要が日量2000万バレルの大台を3週連続で下回って低調に推移していることが背景。製油所稼働率は92.2%まで2週連続で低下し、石油製品の生産量はやや抑制されているが、製品在庫の増加に歯止めはかかっていない。

 第1弾の米中通商合意では、中国が米国からモノとサービスの輸入を今後2年で2000億ドル増やす一方、米国は昨年9月に発動した中国からの輸入品1200億ドル分に対する関税を15%から7.5%に引き下げた。輸入品2500億ドル分について、米国は25%の制裁関税を維持する。
合意文書は、知財保護、技術移転の強要禁止、農産品の非関税障壁の削減、金融サービス市場の開放、通貨安誘導の抑止、輸入拡大、履行状況の検証など、7項目で構成されている。
 ただ、知的財産権の保護や強制的な技術移転の禁止が盛り込まれたとはいえ、合意の履行については不透明であり、原油市場の反応は限定的。合意文書は約90ページと多く、消化に時間を要することも値動きを抑制した。

昨晩のNYダウ

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昨晩のNYダウは3日続伸した。前日比90ドル55セント(0.3%)高の2万9030ドル22セントで終え、終値で初めて2万9000ドル台に乗せた。

米中政府が貿易協議の第1段階の合意文書に署名した。合意文書には、知的財産の保護や中国による米IT(情報技術)技術移転の強要禁止、米農産品輸入額の拡大など7項目が盛り込まれた。発動済みの対中制裁関税は当面続く見通しだが、貿易摩擦による米景気の不透明感が後退。

米国景気と企業業績の追い風になるとの見方から買いが優勢になった。

好決算のユナイテッドヘルス・グループが上昇した事も指数を押し上げた。

ナスダック総合株価指数は反発し、前日比7.366ポイント(0.1%)高の9258.695で終えた。

昨晩の海外株式市場

NYダウ:29,030.22(+90.55)

S&P500:3,283.15 (−4.98)

ナスダック:9,258.695(+7.366)

CME日経平均先物:23945(大証終比:+35)

昨晩の海外市場

ドル円:109.91 - 0.08

NY金2020/2:1554.0 + 9.4     

NY白金 2020/4:1025.6 + 38.3  

NYパラ 2020/3:2165.10 + 41.80      

NY原油 2020/2:57.81 - 0.42

シカゴ大豆 2020/3:928.75 - 13.50

シカゴコーン 2020/3:387.50 - 1.50

〜風林火山〜

投機市場で飯を食っている人たちは、常に明日と言うものに希望を持ち続け、老いていく。

米中貿易協議「第1段階」合意

・知的財産権保護強化

・外国企業への技術移転強要禁止

・米農産品に対する非関税障壁削減

・外資に対する金融サービス開放

・競争的な通貨切り下げ禁止

・中国が米国産品の購入拡大

・合意の履行を定期的に検証

・制裁・報復関税の一部引き下げ

東京原油(チャート分析)

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 本日の東京原油は続落。MACでは、1月10日にヒットした売りのトリガー継続。LMA(41990円)〜HMA(43150円)を上値抵抗帯とした戻り売り基調。
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 基準線割れ。2019年10月安値〜2020年1月高値までの上昇に対する38.2%押し達成。半値押しは39760円。転換線が上値抵抗。
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 練行足は陰転継続。

東京ゴム(チャート分析)

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 本日の東京ゴムは、反落。MACでは、6日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(200.4円)〜HMA(203.1円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。RSIは逆行現象。
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 基準線〜転換線が下値支持帯。12月13日高値を上抜き、上げ加速。V=207.9円建っ背負い。次の上値目標は、N=210.6円、E=215円がカウント可能。
tkrrenko

 練行足は陽転継続。

東京白金(チャート分析)

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 本日の東京白金は大幅続伸。 MACでは、12月25日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(3354円)〜HMA(3418円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。
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 転換線が下値支持として機能中。雲のねじれの時間で上げ加速。2019年6月安値を起点とした上昇チャネル継続。V=3566円、N=3577円が上値目標値。
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練行足は陽転継続。

東京金(チャート分析)

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 本日の東京金は、反発。MACでは、12月16日にヒットしたい買いのトリガー継続。LMA(5399円)〜HMA(5445円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。RSIは高水準で短期的な買われ過ぎ感を示唆。HMAが下値支持として機能中。
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 出来高増加で付けた8日高値が目先の天井候補。基準線〜転換線が下値支持帯。
2019年12月安値〜2020年1月高値までの上昇に対する38.2%押しは、5388円。50%押しは5331円。
tkgrenko

 練行足は陰転継続。

日経225(チャート分析)

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 本日の日経225先物は、反落。MACでは、14日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(23380円)〜HMA(23800円)を下値支持帯とした押し目買い基調。
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 基準線〜転換線が下値支持帯に変化。心理的節目24000円が上値抵抗として機能中。2019年8月安値を起点とした上昇チャネル継続。
225renko

 練行足は陽転。

NY金(チャート分析)

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NY金(2月限)は、続落。陰線ながら基準線で下支えられて、下ヒゲ形成。同水準で下支えられるか否かが焦点。2019年11月安値〜2020年1月高値までの上昇に対する半値押しが1533ドル。
 半値押しで支えられないと、1500ドルまでは価格帯別出来高は薄く、支持感は低い。出来高を伴って付けた1月8日上ヒゲ高値が目先の天井候補。
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