メイ首相

英国のメイ首相は20日夜(日本時間21日早朝)、首相官邸で声明を発表し、欧州連合(EU)からの離脱を当初の3月29日(英時間)から6月末に延期するようEUに要請したことを改めて表明した。「6月末以降の延期は考えていない」とも強調し、21日から始まるEU首脳会議で短期の延期の了承を取り付けたい意向を明確にした。

トランプ大統領

トランプ米大統領は20日、これまで中国に課した制裁関税に関し「解除することは議論していない」と述べ、貿易協議で合意した場合でも当面継続する可能性を示唆した。

ホワイトハウスで記者団に「(制裁関税を)かなりの期間、据え置くことを議論している」と明らかにした。詳細は触れず「我々はいま巨額の関税収入を得ており、当面このままの状態が続くだろう」とも語った。

関税をかけ続ける可能性について「もし中国と合意するのであれば、確実に中国に合意に従わせる必要がある。中国は合意を守ることに関して多くの問題があったからだ」と指摘した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)

米連邦準備理事会(FRB)は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、投票メンバー10人の全員一致で年2.25〜2.50%のまま据え置いた。パウエル議長は20日の記者会見で「海外経済の成長鈍化が逆風となり、米経済も予想より減速している」と述べ、18年12月に続く追加利上げを見送った。

先行きの政策シナリオを協議し、2019年の想定利上げ回数をゼロに引き下げた。FOMC参加者17人のうち11人が「ゼロ回」と主張。海外景気の減速を警戒し、米国債など保有資産の縮小も9月末で終了する。

昨晩のNY金

昨晩のNY金(4月限)は反落。4.8ドル安の1トロイオンス1301.7ドルで終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、朝方は利上げ見送り姿勢が強まるとの観測から先回りの金先物買いが優勢となる場面があったが、結果を見極めたいとして次第に買い手控えが広がった。

通常取引終了後にFOMC結果が発表されると、利上げに慎重なハト派寄りの内容だったと受け止められ、金市場への資金流入が続くとみた買いが優勢になった。時間外取引で1317ドルまで上げる場面があった。

昨晩のNY原油

昨晩のNY原油(4月限)は反発。前日比0.80ドル高の1バレル59.83ドルで取引を終えた。一時は60.12ドルと期近物として昨年11月中旬以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。60ドル台乗せも4カ月ぶり。

米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、原油在庫が小幅な増加を見込んだ市場予想に反して大幅に減った。ガソリンやヒーティングオイル在庫は市場予想以上に減り、需給が逼迫するとの見方が強まった。

石油輸出国機構(OPEC)が主導する協調減産や、米国によるイランとベネズエラへの経済制裁で需給が引き締まるとの観測も相場を支えた。

昨晩のNYダウ

昨晩のNYダウは続落し、前日比141ドル71セント(0.5%)安の2万5745ドル67セントで終えた。

トランプ米大統領が「対中制裁関税の解除は議論していない」と述べ、米中貿易交渉を巡る不透明感が市場心理を冷やした。トランプ氏は記者団に対し、中国製品への追加関税を「かなりの期間」維持することを検討していると述べた。仮に合意しても、中国政府が合意事項を順守するかを見極める必要があるという。
中国売上高比率が高い資本財株などが売られ、ダウ平均の下げ幅は200ドルを超える場面があった。

午後2時には米連邦準備理事会(FRB)がFOMCの結果を発表。2019年の利上げ予想回数がゼロとなり、米経済や物価の見通しも引き下げた。FOMC直後は利上げ観測の後退を好感し、ハイテク株中心に米株相場は小幅に上昇する場面もあったが、買いの勢いは長続きせず。
米金利が低下し、利ざや縮小観測でゴールドマン・サックスなどの金融株が売られた。ダウ平均は結局、FOMCの結果発表直前とほぼ同じ下げ幅で終えた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸した。

昨晩の海外株式市場

NYダウ:25887.38(-26.72)

S&P500:2832.57(-0.37)

ナスダック:7723.95(+9.47)

CME日経平均先物:21425(大証終比:+55)

昨晩の海外市場

ドル円:110.69 - 0.01  

NY金2018/4: 1301.7 - 4.8         

NY白金 2018/4:859.6 + 7.0   

NYパラ 2018/6:1560.40 + 8.50        

NY原油 2018/4:59.83 + 0.80            

シカゴ大豆 2018/5:906.00 + 2.00      

シカゴコーン 2018/5:371.50 + 0.25 

相場格言

大取りよりも、小取り

ドイツ生産者物価指数

ドイツ連邦統計局が20日発表したところによると、2月の同国の生産者物価指数(2015年=100)は105.0となり、前年同月比2.6%上昇。1月も2.6%上昇していた。

ユンケル欧州委員長

欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は20日、独ラジオDLFのインタビューで、英国のEU離脱をめぐり、「首脳会議を来週にもう一度開くことになるかもしれないが、我慢は限界だ」と語った。

 EUは21、22両日に開く首脳会議で、29日に迫る離脱期限の延長可否を議論する予定だが、最終的な決定を来週に持ち越す可能性に言及。

 ユンケル氏は「EUは英国の要請に応じるためできることを全てやったが、英国はまだ離脱案を承認していない」と指摘。その上で「離脱案は再交渉しない」と改めて強調した。

東京原油(チャート分析)

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 本日の東京原油は続伸。MACでは、15日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(44880円)〜HMA(45640円)を下値支持帯とした上昇トレンド。
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 一目均衡表では、転換線が下値支持として機能中。
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 練行足は陽転中。

東京ゴム(チャート分析)

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 本日の東京ゴムは、反落。MACでは、3月8日にヒットした売りのトリガー継続。LMA(194.5円)〜HMA(198.8円)を上値抵抗帯とした戻り売り基調。
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 一目均衡表では、基準線〜転換線のレンジを下放れ。三尊天井完成で下値試し。2018年11月安値〜2019年3月4日高値までの上昇に対する38.2%押し(187.2円)、半値押し(180.3円)などを試す流れへ。
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 練行足は陰転中。

東京金(チャート分析)

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本日の東京金は続伸。MACでは、3月15日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(4631円)〜HMA(4653円)を下値支持帯とした上昇トレンド継続。
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 2018年8月安値を起点とした上昇チャネル下限で下支えられ反発。転換線が下値支持、基準線が上値抵抗として、それぞれ機能中。ストキャスティクスはゴールデンクロス間近で、基準線を上抜けば、強気感が増す。
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 練行足は陽転中。

日経225(チャート分析)

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 本日の日経225先物は反発。MACでは買いのセッとアップとなった。週明け、終値ベースで、HMA(21370円)を上抜くと、買いのトリガーヒットとなる。
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 一目均衡表では、基準線〜転換線が下値支持帯に変化。3月4日高値が上値抵抗。雲のねじれでのトレンド変化が注目。
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 練行足は、陽転。
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