東京ガソリン（チャート分析）

　本日んお東京ガソリンは、続伸。１１月１６日にヒットした買いのトリガーが継続している格好。３月１５日高値から６月２６日安値までの下げ幅に対する６１．８％戻しは６８５００円。

　　

東京ゴム（チャート分析）

　本日の東京ゴムは、続伸。ＭＡＣの買いのトリガーがヒットした。ＬＭＡ（11/20：２４５．２０円）を下値支持とした上昇トレンド入り。
　ただし、アルーンインジケーターは依然として、下降トレンドを示唆中。

　　

東京金（チャート分析）

　本日の東京金は、続伸。１１月１２日にヒットしたＭＡＣの買いトリガーが継続している格好。アルーンプラスも高水準に切り上がっている。
　１０月５日高値（４５５０円）の終値ベースでの攻防が焦点。

　　

日銀金融政策決定会合

・全員一致で金融政策の現状維持を決定

・わが国の景気は弱含みとなっている

・先行き、当面弱めに推移するが海外経済が減速脱するにつれて緩やかな回復経路に

・ゼロ金利政策と基金積み上げを通じ強力な金融緩和を間断なく推進

・日中関係の影響の広がりなど不確実性は引き続き大きい

　　

日銀、金融政策維持

日銀は２０日、金融政策決定会合を開き、現行の金融政策を維持することを全員一致で決めた。国債などを買い入れる基金の規模を９１兆円程度に据え置くとともに、政策金利を０〜０．１％とする事実上のゼロ金利政策も維持する。

　同会合には、前原誠司経済財政担当相も出席した。

　　

サンクスギビングデー（感謝祭）に伴う休場予定

　サンクスギビングデー（感謝祭）に伴う休場予定を再掲します。
　今週は日本が勤労感謝の日で連休。米国市場はサンクスギビングで休場。

　　

本日の注目

　本日は日銀決定会合、豪RBA議事要旨、ギリシャに関するユーログループ会合、バーナンキＦＲＢ議長発言や住宅着工件数発表が予定されている。

　日銀決定会合に対する事前予想は、今回は据え置き。FOMC（12月11-12 日）および本邦総選挙（12月16日）後に行われる12月20日会合での追加資産購入（5-10 兆円増額が多い模様）が予想されていることから、今回見送りでも、ネガティブサプライズにはなり難い。

　ギリシャについては、EUとIMFで財政赤字・政府債務削減目標の2年延長につき合意できていない模様で、約310億ユーロの支援実施につき今回合意できるかは依然不透明な情勢。ただし、ギリシャ国庫資金繰りは11月16日の償還をクリアしていることから、２２−２３日のEU首脳会合かそれ以降に先送りされても目先のデフォルト懸念は小さい。

　　

ウクライナ農業連盟（ＵＡＣ）

　ウクライナ農業連盟（ＵＡＣ）は１９日付のリポートで、小麦輸出制限の可能性があるとの懸念から、１１月の穀物輸出量が過去最高の３２０万トンになるとの見方を示した。

　ＵＡＣによると、１〜１６日の穀物輸出量は１８０万トン。このうち、小麦は９０万トン、トウモロコシが８０万トン、大麦が約１０万トン。今シーズンの輸出量は、これまでのところ、１０３０万トンに達している。

　同国穀物業者は今月、小麦輸出枠を５００万トンから５５０万トンに引き上げることで、政府と合意に達したと発表。
ＵＡＣは「現在の小麦輸出ペースが続いた場合、２６日までに合意した５５０万トンに達してしまうだろう」と指摘。

　　

シカゴ大豆（チャート分析）

　昨晩のシカゴ大豆は反発。心理的節目１４ドルが下値支持として意識された。ストキャスティクスも低水準でゴールデンクロス。自律反騰の動き。基準線〜転換線が上値抵抗帯。

　　

ＮＹ原油（チャート分析）

　ＮＹ原油は大幅続伸。ダイヤモンド・フォーメーションを上に放れた格好。ネックライン（１１月６日高値）も終値ベースで上抜いたことから、同水準を固めることができると、雲の水準が意識される。

　　

シカゴコーン（チャート分析）

　昨晩のシカゴコーンは、続伸。９月２８日安値水準は維持されて、これまでのレンジ下限を試す流れ。同水準をクリアしてくると、雲の下限が試される。

　　

ＮＹ白金（チャート分析）

　昨晩のＮＹ白金は反発。一目均衡表の雲の下限が下値支持として機能した。１１月１４日高値と重なる基準線を上抜くと強気感が増す。同水準の攻防が焦点。

　　

ＮＹ金（チャート分析）

　昨晩のＮＹ金は続伸。２００日移動平均線の下値支持を１１月５日に確認して以降の戻り局面。１１月９日高値を終値ベースで上抜くと、強気感はさらに増す格好。ストキャスティクスはゴールデンクロス間近。

　　

財政の崖（フィッチ見通し）

　フィッチ・レーティングスは１９日、米国の「財政の崖」はリセッション（景気後退）の引き金となり、失業率を１０％超まで引き上げる可能性があるとの見方を示した。１０月の米失業率は７．９％。

　ただ、フィッチによると、影響が広範囲に及ぶため、増税と歳出削減が重なる「財政の崖」からの転落を米議会が容認することは考えにくいとした。

　　

本日の東京商品市場の見通し

　昨晩の海外市場は、こちら。画像をクリックすると拡大します。
オバマ米大統領が１８日に「財政の崖」回避をめぐって議会で合意できるとの見方を示したことから、リスクオンの動きが強まる格好に。株高・商品高の様相。２０日のユーロ圏財務相会合で１２月５日にギリシャに対する総額４４０億ユーロの緊急融資の実施を承認される見通しとの報も好感された。
　ＮＹ金は大幅続伸。イスラエル軍のハマス空爆激化も材料視された。ＰＧＭ系は、ＪＭの強気の需給見通しを受けての反騰は、南ア・アンプラッツのスト解決で押し目を作る格好となったが、米「財政の崖」回避への期待で押し目を買い直され急反発。
　ＮＹ原油はイスラエル軍によるガザ地区への攻撃が続き、地上進行など戦闘がさらに拡大する恐れなどを材料視して続伸。
　シカゴ穀物も輸出増加期待が強まリ続伸。
　本日の東京商品市場は、全面高で始まる見通しだが、今朝方発表されたムーディーズによるフランス国債格下げの報でユーロが崩れており、時間外も反落している銘柄ある点には注意。