yen200
昨晩のドル円は、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=151円55〜65銭で終えた。

週間の新規失業保険申請件数は21万件と市場予想(21万3000件)を下回り、労働市場の底堅さが意識された。2月の中古住宅販売件数は前月比9.5%増と、市場予想(1.3%減)に反して増加した。3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数はマイナスの市場予想に対してプラス圏を維持。S&Pグローバルが発表した3月の購買担当者景気指数(PMI、速報値)で製造業は前月から改善し、市場予想も上回った。
もっとも、心理的な節目となる152円が意識され、日本政府・日銀が円買いの為替介入に動くとの警戒が広がりやすいとの観測が上値を抑えた。
euo200
ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0060ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0855〜65ドルで終えた。欧州の景気懸念が広がった一方、米国は市場予想を上回る経済指標の発表が相次ぎ、対ユーロでもドル買いが優勢になった。ユーロの安値は1.0856ドル、高値は1.0917ドルだった。

wti200
昨晩のNY原油(5月限)は下落した。前日比0.20ドル安の1バレル81.07ドルで終えた。

21日発表のユーロ圏やドイツ、フランスの3月の製造業購買部担当者景気指数(PMI)速報値が前月から低下した。ドイツとフランスのサービス業PMIも好不況の境目とされる50を下回っており、欧州のエネルギー需要の弱さにつながると警戒された。

最近の相場上昇を先導してきた改質ガソリンが、昨年8月以来の高値圏に到達した後に上値が重くなっていることも原油の圧迫要因。季節体な要因もあって米国のガソリン需要は上向いており、ガソリン在庫の取り崩しが続いているものの、利益確定の売りが上値を抑えている。米エネルギー情報局(EIA)が20日に公表した週間在庫統計では原油やガソリンの在庫が減り、需給の引き締まりを示していた一方、ガソリンの需要を示すとされる供給量も減少しており、この日は足元のガソリン高が需要を抑えるとの見方が意識された。
 
ただ、イスラエルとイスラム組織ハマスの一時停戦協議が再開しているものの、中東を巡る緊張が和らぐ気配はなく、原油相場の下値は堅かった。

nyg200
昨晩のNY金(4月限)は続伸した。前日比23.7ドル高の1トロイオンス2184.7ドルで終えた。時間外取引で2225.3ドルと中心限月として約2週間ぶりに過去最高値を更新した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)で年3回の利下げ予想が維持されたことを受けて急伸し、一代高値を更新した。その後は、米国債の利回り上昇を受けて利食い売りが出て2168.2ドルまで下落したが、6月の利下げ開始見通しに変わりはなく、押し目は買われ、2186.3ドルまで戻した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通し(ドットチャート)で2024年末の予想が年内0.25%の利下げ3回を織り込む水準で変わらなかった一方、経済成長率見通しを上方修正した。市場では年内の利下げ回数が2回に減るとの警戒感も出ていたため、買い安心感につながった。

dow200
昨晩のNYダウは4日続伸し、前日比269ドル24セント高の3万9781ドル37セントで終えた。連日で過去最高値を更新した。上げ幅は一時370ドルを超えた。ナスダック総合株価指数は4日続伸した。前日比32.428ポイント高の1万6401.836で終え、連日で最高値を更新した。

生成人工知能(AI)開発需要が半導体企業などの業績をけん引するとの期待が買いにつながった。米連邦準備理事会(FRB)が年央に利下げ転換するとの見方も引き続き支えとなった。

ドル円: 151.65 + 0.39

NY金2024/4:2184.7 + 23.7

NY白金 2024/4:913.0 + 13.6

NYパラ 2024/6:1018.90 + 18.70

NY原油 2024/5: 81.07 - 0.20

シカゴ大豆 2024/5: 1212.00 + 2.50

シカゴコーン2024/5: 440.75 + 1.75

NYダウ:39,781.37 +269.24

S&P500:5,241.53 +16.91

ナスダック:16,401.836 +32.428

225MAC
本日の日経225は、大幅続伸。MACでは、19日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(38480円)〜HMA(39470円)を下値支持帯とした押し目買い基調。
RSIは、中段で過熱感なし。
225ICHIMOKU
ストキャスティクスは、ゴールデンクロス。基準線が下値支持。心理的節目40000円〜3月7日に付けた上ヒゲ高値を上抜いてきた。次は、N=42970円、V=43080円などが上値目標としてカウント可能。
225RENKO

練行足は陽転継続。

TKPTMAC
本日のJPX白金は、反発。MACでは、3月11日にヒットした買いのトリガ―継続。LMA(4355円)〜HMA(4410円)を下値支持帯とした押し目買い基調。
終値ベースで、2023年6月以降続いている心理的節目4100円〜4500円のレンジ放れ待ち。
TKPTICHI

一目均衡表の雲を中心とした三角もち合い放れ待ち。保合い上限をザラ場で抜いたものの、終値ベースでは抜けず。雲の厚みが薄くなる時間帯に入り、雲が支持線としても抵抗線としても信頼が落ち込む時間帯。雲のねじれで反発。このまま、保合いを上に放れるか否かが焦点。
TKPTRENKO

練行足は陽転継続。

TKGMAC
本日のJPX金先限は、大幅続伸。MACでは、2月20日にヒットした買いのトリガー継続。LMA(10270円)〜HMA(10380円)を下値支持帯とした押し目買い基調。
RSIは高水準で横ばいに変化。
TKGICHIMOKU

基準線〜転換線が下値支持帯。レンジブレイクで、団子天井ではなく、上昇過程での中段の保合いからの上放れとなった。上値目標のN=10580円達成。次は、V=10840円、E=11390円などが上値目標としてカウント可能。
TKGRENKO

練行足は陽転継続。
TKGBB



20日間・50日間高値更新で、多くのトレンドフォロー系指標は陽転のまま。ボリンジャーバンドは、+1σを維持しており、順張り型のバンドウォーク形成中。逆張りは避け、順張りでトレンドに付いていきたい。

kouri-blog
gekihennkannwajigyouRG
資源エネルギー庁が21日発表した石油製品価格調査によると、18日現在のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格(全国平均)は、前週比変わらずの174.3円。

灯油の全国小売価格は18日現在1リットル当たり、前週比変わらずの116.6円。

paj-gs-blog
ガソリンの週末在庫は、前週比5.4%減の158万5924キロリットル

paj-kr-blog
灯油在庫は4.3%減の125万4131キロリットル



週間原油処理量は2.4%増の285万6866キロリットル

 統計を基に算出した推定出荷量は
ガソリンが5.5%減の76万9679キロリットル
灯油が10.6%減の35万1855キロリットル
軽油は2.8%減の63万6418キロリットル

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止交渉で、ハマス政治部門の幹部ハムダン氏は20日、ハマスが提示した休戦案にイスラエル側が「否定的な回答」をしてきたと明らかにした。

双方の間接交渉は18日から仲介国カタールで続いているものの、イスラエルが「非現実的」(ネタニヤフ首相)とする要求を拒んだことで、早期の休戦実現は難しい情勢。

ネタニヤフ氏は20日、国民向けのビデオ演説を公開。ハマス壊滅に向けたパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻について「間もなく戦闘地域から市民を退避させる計画を承認する。ラファ進軍の準備をしているが、少し時間がかかる」と語った。

日銀が21日発表した2023年10〜12月期の資金循環統計(速報)によると、12月末時点で個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は前年同月末比5.1%増の2141兆円だった。

好調な企業業績などを背景に株価が上昇し、5四半期連続で過去最高を更新。一方、昨年末時点の日銀による国債(国庫短期証券を除く)の保有割合は53.78%だった。

 為替相場は安定的に推移することが望ましい、高い緊張感を持ってこの動きを注視していきたい。

日銀の植田和男総裁が21日の参院財政金融委員会に午前10時から出席する。国会筋が明らかにした。

午前中は10時から11時32分まで、山田太郎委員(自民)、柴慎一委員(立憲)、 熊谷裕人委員(立憲)の質問に答弁する。

午後は1時51分から2時09分まで大塚耕平委員(民主)の質問に答える。

米財務省が21日発表した貿易統計速報によると、2月の貿易収支は3794億円の赤字となった。赤字は2カ月連続。予想中央値は8102億円の赤字で、公表された赤字幅は予想を下回った。

貿易統計のうち、輸出は前年同月比7.8%増の8兆2492億円だった。自動車や自動車の部分品、プラスチックなどの輸出が伸びた。鉱物性燃料はマイナス寄与だった。

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