「亀田VS内藤」戦は高視聴率のようだったが、当欄でも書いたように、初回のバッテイングを見て思い出したのが「佐竹VSニールセン」戦。
 
 戦前の予想は、ニールセン有利。ガンガンと攻めるニールセンに、佐竹の一発目の頭突き。これをアピールしているニールセンに、構わずラッシュする佐竹。そして、コーナーまで追い詰めて、さらに二発頭突き。

 カラテの技には頭突きはあるが、キックの試合では、もちろん反則。これで完全にペースを乱されたニールセンは、左ローからの右ストレートを喰らってダウン。10カウントが入り、佐竹のKO勝ち。

 佐竹は、このニールセン戦(93年)をきっかけにブレイク。プロの格闘家としてこの試合がターニングポイントであった。正道会館もこの後のK-1GP開催(93年)を経てブレイク。現在の格闘ブームのきっかけを作った。

 プロは勝たなければならない。格闘技であればなおさら、反則を乗り越えて勝たねばならない。そういった意味では、今年の極真会(松井派)全日本の決勝戦は、反則勝ちと言う「?」の内容。競技と言う側面からは正しい判定だろうが、武道と言う側面からは「負け」。大山総裁が存命中なら、間違いなく「延長」させていただろうと思う。親戚の子が出場と言うことで久しぶりに観戦したが、もう41回目の大会。私が最初に会場に足を運んだのが15回大会。時が流れるのは早いものです。この時の決勝戦は、いわゆる大山裁定で無制限の延長が実施されたと記憶している。

 12月は格闘技ファンにとっては注目イベントの多い月。5日にはK-1グランプリ決勝。大晦日はダイナマイトで魔裟斗引退戦や「石井VS吉田」戦などが控えている。ファイティングスピリッツ溢れる試合を期待したい。

 マーケットも屁理屈よりも結果が大事。また、勝つためには日々の鍛錬が必要なことも共通している。たまたま勝つは、長く続かない。

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