9ea0f40d.jpg 米金融政策を巡っては、Fed高官から相次いでFF金利引上げを急がないとのスタンスが示される中、利上げ期待は後退。

 週末にはユーログループが200-250億ユーロの支援措置を検討しているとの独Spiegel誌報道があったが、独財務相は否定。ユーロに関しては、ギリシャ問題についてのEU・IMFによる救済シナリオも長期的なユーロ圏の財政規律の信認低下が意識され、買いにくい通貨になっている。

 ただし、IMM投機筋のポジションでは大幅なユーロ売りポジションが積み上がっており、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、ポルトガルなどの債券などには割安感が出始めている。ユーロの上値は重い一方、大幅下落リスクも低下している。当面は、直近安値の攻防が焦点。

 ドルも買えない・ユーロも買えないという状況下、円に資金が向かう流れが見られ、ドル円の上値も限定的となっている。

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