1822dfdf.jpg WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)によると、昨年9月27日に更新されたCBGA3(Central Bank gold agreement)の、これまでの金売却量は1.6トン。

 前回CBGA2では同期間で240トンあったことを考えると、非常に少ない売却ペース。

 CBGA2の5年間の売却量は2500トンの総枠の内、1883トンで、617トンの枠が未消化。
 CBGA3の5年間の枠は2000トン。今回も未達に終わる可能性も。逆に外貨準備における金準備を高める動きが、ロシアやアジア中銀を中心に進んでいるが、中央銀行がネットでの買い手になる可能性も考慮しておきたい。

 長期下降トレンドの一因であった公的売却がいわゆるワシントン合意を境に下げの波乱要因として消えた格好であった訳だが、今後は長期上昇トレンドの一因となる可能性も。

 ここ最近のドルやユーロなどの通貨に対する不安感を見ると、リスク売りで短期的には金も売られているが、短期筋のポジション調整が一巡した後は、やはり金に資金が流入すると考える。

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