本日も米30年債入札の好調が続き利回りが低下するようだと、ドルはもう一段の調整も。ただし、ややハト派的なFed高官発言や、好調な米国債入札にもかかわらず、米金利上昇トレンドに変化は出ておらず、ドル円が下落トレンドに戻ったか否かの判断は時期尚早か。

 その他には豪雇用統計、BOEおよびECBの金融政策決定が予定されている。BOE、ECBは政策変更は予想されていない。
 ECBについては、先般のEU首脳会議時にトリシェ総裁が現在の一時的に緩和された適格担保基準を来年以降も継続すると述べギリシャ懸念を和らげた面があったが、それを含めた担保基準の変更の詳細を発表する予定。

 期間の長いオペが終了に向かう中で、担保基準の正常化の動きはECBの出口政策への動きを想起させる可能性はあるが、足許はギリシャ問題に関する不確実性が高く、ユーロの上値抑制要因となっている。

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