ゴールド・フィールズミネラル・サービシズ(GFMS)が22日、発表したところによると、プラチナとパラジウムに対する需要が今年、自動車セクターの回復が続くなか増加して、さらなる投資を引きつけ、価格を上昇させる可能性を指摘。 
 プラチナが今年、1トロイオンス当たり1300〜1900ドルのレンジ、パラジウムは同400〜675ドルのレンジ内で取引されると予想。
    
 自動車セクターからの昨年のパラジウム需要は、一昨年比で14%減少し、プラチナ需要は同28%減少。
    
 結果的に、パラジウムは、2009年には需要が前年比10.7%減の750万9000オンス、供給が同3.3%減の749万7000オンスとなり、1万2000
オンスの供給不足。

 プラチナについては、2009年には需要が前年比14%減の641万3000オンス、供給が同9.9%減の726万2000オンスとなり、84万9000オンスの供給過剰。
   
 自動車業界からのパラジウム需要が今年、プラチナ需要より多くなると予測。というのも、パラジウムはガソリン車に使われており、ガソリン車の販売台数が、欧州が主な市場であるディーゼル車の販売より好調なため。
 
 プラチナにはスクラップ販売増加という追加リスクがある。価格上昇により、日本では宝飾スクラップが早くも増加しているとも指摘。

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