ロシア穀物連盟のズロチェフスキー会長は20日、同国政府が穀物輸出の禁止措置を2011年7月以降も続ける可能性があるとした。化学肥料の配送が遅れており、来年の収穫が懸念されているため。

 同会長は「9000万トン以上の収穫なら何の規制も必要ないが、それ以下、例え
ば7000万トンなら対応策が必要になるだろう」と述べた。

 当局は来年1月1日から化学肥料の12.8%の値上げを予定しており、肥料生産者が値上げを待って売り渋っていることも肥料不足の一因。

 来年は、穀物に注目が集まりそうな予感。

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