706c7f48.jpg 先週は、中国の旧正月入りに伴って「中国勢の買いの手が止まる→修正安」と言う思惑から逆張りで売り向かったポジションが踏み上げられた格好。

 例年、世界最大の天然ゴム産出国タイでは、春節明け辺りから本格的なウインタリング(落葉期)に入ってくるため、供給量が顕著に減退する。今年はこれまでの増産期にも、荷が集荷され難い状況が続いており、今後の減産期入りで供給不安感がさらに高まる可能性が意識されている。さらに、生産を増やす試みはなされているものの、天然ゴムは新しく植え付けしてから生産が可能となるまで最低でも5年はかかる。

 いずれ「山高ければ谷深し」のような値動きを見せる可能性はあるものの、現段階では、値頃だけの逆張りはリスクが高いと考える。ファンドの様に大きなポジションを仕込んでいくなら逆張りも仕方がないが、そうでなければチャートパターンでの天井打ち確認までは、値頃売りは避けたい。

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