20110415-2 昨晩の海外市場は、こちら。画像をクリックすると拡大します。
 米失業保険申請件数の予想外の増加などでドル円は続落。一時82円台。商品市場と相関の高いユーロ・ドルは上昇。S&Pや独財務相などからギリシャの債務再編の可能性が指摘されるなど欧州債務問題への懸念再燃から下落した海外市場の流れから一転し、NY入り後は切り返した。ECBによる年内2回の追加利上げ期待などが要因。
 3月の米生産者物価指数(PPI)は前月比+0.7%上昇で、事前予想(1.0%上昇)を下回ったが、9か月連続で上昇。コア指数は0.3%上昇で、事前予想の0.2%上昇を上回った。米週間新規失業保険申請件数が減少予想を裏切ったことや、ギリシャ国債利回りが急上昇したことが、安全への逃避買いから金は大幅続伸。
 原油市場もEIA統計でガソリン在庫が12年ぶりの水準に落ち込む中、米石油会社スノコのフィラデルフィア製油所(処理能力=日量33万5000バレル)で小規模な火災発生により操業が停止されたとの報が伝わったことで続伸。
20110415 本日の東京商品市場は、NYが続落となった粗糖以外は、堅調で始まる見通し。金中心に調整終了、新たに上昇トレンド再開となる銘柄が相次ぐ可能性。

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