ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領は29日、首都アブジャで就任宣誓式を行ったが、大統領就任から数時間後には同国北部バウチで爆発があり、12人が死亡、約25人が負傷した模様。

 ナイジェリアでは、南部出身のキリスト教徒であるジョナサン大統領が、北部出身でイスラム教徒のブハリ元最高軍事評議会議長を退けて当選したことを受け、4月に3日間にわたり暴動が発生した。米人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、この暴動で800人以上が死亡し、6万5000人が住む家を追われたと発表している。

 昨年のチェニジアから始まった北アフリカ・中東の地政学リスクは、収まる気配なし。

 仮に、カダフィ撤退等があったとしても、マーケットが下がるのは一時的と見る。

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