中国人観光客の台湾への個人旅行が28日始まった。

 個人旅行の解禁対象は北京、上海、福建省アモイからの1日500人。不法滞在防止のため、20万台湾元(約56万円)以上の預金残高証明などが必要とされるなど制限はあるものの、日本人観光客の約1・5倍と言われる1人1日約245・43ドル(約2万円)の消費が期待されている。

 団体旅行が解禁された2008年7月以降、中国人の観光客は年々増加。10年には約123万人を記録。約40年間1位だった日本人観光客の約70万人を抜いてトップに躍り出た。

 今年は個人旅行客18万2500人の上乗せが予想されるだけに、中国の台湾に対する経済的影響力は一層強まるとみられている。

 ここでも日本の影が薄くなっていく。

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