トリシェECB総裁は28日にアムステルダムで行った記者会見で、インフレへの「強い警戒」態勢を取っていると述べた。利上げ予告のシグナルとして用いてきた表現(4月の理事会直前と同じ)を、6月の理事会に続いて繰り返したことで、7月の次回理事会での追加利上げを改めて示唆したと見られる。

 一方、ギリシャの資金繰り支援の一環として民間投資家に同国国債を満期30年の長期債に借り換えてもらうというフランス政府案について、「内容は調べている」と説明。しかし「各種の提案内容を正確に把握した上で、各国政府がどのような判断を下すかを待ちたい」と述べ、まずはユーロ圏諸国の対応を見極める方針を示した。

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