債権の帝王ことPIMCO(ピムコ)のビル・グロスは、12月の月例投資見通しで、慎重な見方を改めて示し、米国や世界経済の回復の構造的障害には「奇跡的な政策の薬などないかもしれない」と指摘。

 グロス氏は「経済成長鈍化の真の原因は数多くの構造に隠れており、景気循環による逆風とは対象的に、反転させることは難しいかもしれない」とした。

 また、経済成長率の低さにより株や債券の収益も減少すると予想、債券については「最善で」3〜4%、株については「それより数%だけ高い」収益率を見込んだ。

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