e8ed381f.jpg バーナンキFRB議長の議会証言では、景気下振れリスク、インフレ上振れリスクのいずれも拡大していることが示された。FOMC声明(6/25)では景気下振れリスクが若干後退しているとの見方が示されたが、今回の議会証言で、エネルギー価格の上昇、クレジットのタイト化、住宅市場の弱さが景気見通しに「顕著な下振れリスクをもたらしている」との見方を示しており、早期利上げの可能性は後退している。FF金利先物とドル円との乖離は円高方向で埋められてきた。

 リスクマネー収縮の動きから、株安・ドル安・商品安となっているが、3月と比較すると、「金融システムに対する不安感」はパニック的な状況にはなっていない感。ただし、「米景気に対する不安感」は強まっており、緩やかに米国売りが進む格好か?

 本日はEIA週間在庫統計発表。昨晩は大きく下げた原油だが、事前予想よりも在庫減となれば、「原油反発→ドル安」となる可能性も。トロピカル・ストームの進路も気になるところ。

 本日はウェルス・ファーゴ、ノーザン・トラストの決算発表予定。英6月雇用統計、米6月CPI、6月鉱工業生産、6月FOMC議事要旨に注目。バーナンキFRB議長の議会証言は、基本的に昨日と同様となる可能性が高く、質疑応答セッションでの発言に注意したい。

 満月(18日)に向けて、国際商品は安値試しとなりそうだが、日本の3連休明けで、地合が変化している可能性がある点にも注意したい。