Q:金価格の下落や足元・将来の金の見通しについてどうお考えですか。いつ頃が買い時でしょうか。


A:私はかねてから金を保有しており、この金価格の下落を予測していました。金を保有している人には価格下落に備えるようにと、メディアを通じてかなりの頻度で説いてきました。保有している金を売却してはいません。今後数年先まで金を保有し続けたいと思っているからです。最近は、さらに価格が下がりそうであれば多少の買い増しを考えています。さらなる底値に向かうには数日、数週間あるいは1,2年かかるかもしれませんが、1オンスあたり900〜1,000米ドルまで下がった時には、確実に金を買い増すでしょう。

 強気市場においても50%程度の価格調整は得てして起こるものです。金価格で言えば900〜1,000米ドルが50%の価格調整に相当するのですが、その水準まで下落するかどうか私にもわかりません。

 下落するとは予測していますが、それは下落するということを意味しているわけではありません。下がったとしても、人々が悲観的になりすぎたときには大抵ある程度の上昇相場がやってくるものです。ともかく1,000米ドルまで下落したら金を買い増すでしょう。

 12年連続で上昇したのですから、通常の価格調整ではないかもしれません。多少奇妙な値動きをするのかもしれません。金価格についての私のベストな答えは、900〜1,000米ドルまで下がった時点で金を大幅に買い増すということです。この先、価格が多少下落した時にある程度買い増すかもしれませんが、底値が来るまで待ちたいと思っています。900〜1,000米ドルまで下落しなかったとしても、私はすでに金を保有しているので問題はありません。私が皆さんの見本となりましょう。金市場に最終的なバブルが見られるようになるまで今後数年間は金を売却せず、保有を継続したいと思っています。

 多くの強気な市場はバブルを終えました。金もいつかその日を迎えることでしょうが、私が考えるにその日はまだ訪れていません。

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