ロシアの将来は楽観している。米国の扇動で起こったウクライナでの紛争が始まる前から楽観的だ。クリミアをめぐる論争がある中でロシアの資産を買い増したし、今後も検討したい。

 経過は不幸にして米国にとってよいものではない。今回の事件は、長い間、欧米に苦しめられてきたアジアの国とロシアを一体にした。中国、イラン、北朝鮮、・・・

 最初にソ連を訪問した1966年以来47年間、ロシアには悲観的だった。1-2年前、みんながロシア市場を嫌っていることに気付いた。現在、ロシアは交換可能な通貨を持ち、相当な外貨準備を備え、資産形成を続けている。天然資源は豊かで、再建されたシベリア横断鉄道は大きな資産となる。

 このような点から、ロシアでの投資を検討し始めた。

 ワシントンの官僚が変わらない限りは、対立は深刻化するだろう。すぐに解決に向かうとは見えない。

 しかし、多くの国や会社が制裁から手を引き始めている。米国が支持を失い、他にやりたい戦争が出てくれば、自然と事態は収まる。結果、ロシアはウクライナでさらに優勢になる。ウクライナの一体性は失われていくが、それがウクライナにも世界にもいいことだ。