ゴールドマン・サックスは5日、原油価格見通しで、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC産油国の協調減産で、原油価格は2017年半ばに59ドルに達するが、その後頭打ちになると予想。シェールオイルなどの生産再開が見込まれるため。

 ゴールドマンは、堅調な原油需要や予想を上回る減産合意で、夏までに在庫の正常化が進むと予測。ただ、現在の価格水準では米シェールオイル業者は活発な生産増を続けるとの見方を示した。

 その上でゴールドマンは、「原油価格上昇に対する供給増や、在庫安定を受けた低コストの生産者による増産見通しを踏まえれば、価格上昇は緩やかにとどまる」と分析。