米連邦準備理事会(FRB)は19日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米経済は2月半ばから3月末にかけて「緩慢」ないし「緩やか」に拡大した。雇用は全国で増加し、物価も小幅に上昇。

 地区別では、半数が「緩慢」に拡大、残り半数が「緩やか」に拡大したと報告した。

製造業が小幅あるいは適度に拡大した一方、運送業はややスローダウン。個人消費では小型自動車の販売が強かったものの、自動車以外は冴えなかったなど、報告にばらつきがあった。観光業は上向いた。

住宅建設はやや速いペースで増えたが、逆に販売は住宅ストックの不足などを背景に若干振るわなかった。住宅以外の建設は引き続き好調。非金融サービス業は安定した拡大基調を続けた。エネルギー関連は改善がみられ、農業はまちまちだった。

雇用は全国的に増加したが、ペースにはバラつきがあった。

 物価は前回のベージュブック以降、若干上昇した。インプットコストが全般に小幅伸び、販売価格の上昇以上となった。特に上昇が目立ったのは木材やコンクリートなど建設資材だが、金属は比較的落ち着いていた。

今回のベージュブックは、5月2 〜3日のFOMC会合での政策決定における討議資料となる。