米商務省が28日発表した4〜6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比2.6%増と、前期(1.2%増)から加速。GDPの約7割を占める個人消費が底堅く、2016年7〜9月期(2.8%)以来3四半期に2%台の伸びとなった。市場予想は2.6%増。

 連邦準備制度理事会(FRB)は、1〜3月期の成長低迷は一時的とみて、9月に開く金融政策会合での保有資産の圧縮決定を目指している。4〜6月期は、前期に急増した住宅投資が減少したものの、個人消費や設備投資が堅調で、景気の緩やかな拡大を裏付けた。