yen

ドル円:北朝鮮情勢に対する警戒が続く中、米政府高官らが外交的な解決策を探る方針を明らかにしたほか、金正恩朝鮮労働党委員長も「米国の行動をもう少し見守る」と静観の姿勢を示唆。また、米国の7月の小売売上高が市場予想を上回る伸びとなったほか、8月のニューヨーク州製造業景況指数も約3年ぶりの高水準に改善した。これらを受けてドルの買い戻しが進んだ。

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NYダウ:米商務省が発表した7月の小売売上高は、前月比0.6%増と市場予想(ロイター通信調べ)の0.4%増を上回った。また、8月のニューヨーク州製造業景況指数は25.2と7月の9.8から大幅に改善した。これらを受けて買いが先行したものの、小売業の決算が総じて軟調だったことが相場の重しとなり、買い一巡後は一転して上値の重い展開となった。

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NY金(12月限):北朝鮮のグアムへのミサイル発射見送りや、良好な米経済指標によるドル高を受けて続落。

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NY銀(9月限):金軟調やドル高を受けて反落した。

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NY白金(10月限):北朝鮮情勢の緊張緩和による金下落や、良好な米経済指標によるドル高を受けて続落。

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NYパラ(9月限):金軟調やドル高を受けて反落も、株高などを受けて押し目を買い拾う動きも見られた。

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NY原油(9月限):米エネルギー情報局(EIA)が発表した掘削生産性報告(DPR)で、米国の9月のシェールオイル生産量が過去最高水準を塗り替える見通しが示されたことが相場を引き続き圧迫した。ただ、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした協調減産によって、世界的な過剰在庫が解消に向かっていると期待されていることが相場を下支えし、小幅続落となった。

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シカゴ大豆(11月限):米国産地に目先、降雨予報が出ていることや、ブラジルの今年の高水準の輸出見通し、さらにドル高に振れたことなどに圧迫され大幅続落。一方、7月の米国の月間圧砕高は予想を上回った。

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シカゴコーン(12月限):米農務省(USDA)から発表された作柄報告で、作況指数・良以上が62%となり、前週の60%から2ポイントの作柄改善が裏付けられたことを背景に売りが先行し、急反落。年初来安値を更新した。