中国鉄鋼工業協会(CISA)は16日、2017年の国内鉄鋼生産量が前年比3〜5%増加し、8億4000万トン前後になろうとの見方を示した。老朽化した小規模製鉄所の閉鎖が進んでいるものの、鉄鋼価格の上昇を受け、比較的規模の大きい事業者の生産が増えている。

 CISAは年間生産能力100万トン以上の事業者で構成される。CISA加盟企業全体の今年1〜7月の鉄鋼生産量は6.8%増加。一方、小規模製鉄所の生産は2%減少した。当局の取り締まりで、今年上半期には技術レベルの低い1億2000万トン相当の能力が削減された。当局は引き続き、環境汚染防止のため検査を実施している。