アラブ連盟は19日、カイロで臨時の外相会合を開き、中東で影響力拡大を狙うイランへの対応や、首相の辞意表明で揺れるレバノン情勢を協議した。

 アブルゲイト事務局長は「イランの脅威は限界を超えている」と非難した。

 会合はイランと敵対するサウジアラビアの要請を受け開かれた。サウジのジュベイル外相は、イランが支援するイエメンのイスラム教シーア派系武装組織フーシ派によるサウジへの弾道ミサイル発射に触れ「甘く対処すれば、イランはつけ上がる」と主張。

 共同声明は、レバノンでイランを後ろ盾とするシーア派組織ヒズボラをテロリストに指定したが、レバノン代表団は反対。