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ドル円:米CPIコア指数が11ヶ月ぶりの高い伸びとなり、インフレ圧力の鈍さが続くとの懸念がやや後退。米小売売上高も増加し、米長期金利が上昇した事がドル円の下値支持要因となったものの、独二大政党が大連立協議入りで合意したのを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが膨らみ、円買い・ドル売りに波及。2017年11月27日以来の円高・ドル安水準を付けた。

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NYダウ:米主要企業の17年10〜12月期決算への期待が幅広い銘柄の買いを誘った。主要3指数が連日で過去最高値を更新。

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NY金(2月限):12月の米消費者物価指数(CPI)のコア指数上昇などを背景に利食い売りが出たものの、ユーロ高を受けて押し目は買われた。時間外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いも入って一段高となり、2017年9月15日以来の高値1340.0ドルを付けた。

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NY銀(3月限):高寄りしたのち、ドル安や金堅調を受けて上昇した。

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NY白金(4月限):タカ派のECB議事要旨や、ドイツで二大政党が大連立政権継続に向けて合意したことを受けたユーロ高ドル安が支援要因となった。ただ米利上げ観測の高まりを受けて1000ドル台では利食い売りが出る場面も見られた。

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NYパラ(3月限):高水準のリースレート(貸出金利)やドル安を受けて押し目買いが入って一段高となり、一代高値1124.30ドルを付けた。

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NY原油(2月限):時間外取引では高値警戒感を背景に利食い先行ムードとなり、小反落で推移。8時半に昨年12月の米小売売上高が前月比+0.4%、(自動車除くコアも+0.4%)、また同月の米消費者物価指数(CPI)が前月比+0.1%となったことを好感し、ドルがいったん上昇するなか、序盤は63.50ドル前後で小安く推移したが、ニューヨーク時間の正午頃から押し目買いが優勢となった。ドル安、NYダウの大幅高、ガソリン、ヒーティング・オイルの石油製品相場の上昇でリスクオン(リスク容認)ムードから反転となった。
米ベーカーヒューズ社が発表した米国内の稼働中原油のリグ(掘削装置)は、752基となり、前週から10基増加。ガスは187基と、前週比で5基増加となったが、午後に入っても小高い状態を維持し、終盤に64.44ドルまで上昇した。

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シカゴ大豆(3月限):950セント割れの安寄りしたものの、米農務省需給報告を受けて反発。米農務省(USDA)需給報告で17/18年度の米国の大豆イールド(単収)並びに生産量予測を引き下げたことが強気のサプライズとなって買い拾われた。また、中国が12月に米国産大豆に対して強い需要を見せて居たとの見方も強材料視された。

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シカゴコーン(3月限):米農務省(USDA)発表の需給報告で17/18年度のイールドが引き上げられ、これに伴い生産量予測が上方修正されたことが嫌気された。事前予想では17/18年度のコーン生産量予測が引き下げられるとの観測が優勢だったこともあり、弱気のサプライズとなった。