石油輸出国機構(OPEC)月報によると、2月の加盟国の産油量(2次情報ベース)が前月比0.2%減の日量3218万6000バレルとなった。

 ナイジェリアとアンゴラの増加が目立ったが、ベネズエラやアラブ首長国連邦(UAE)、イラクの減少で相殺された。減産の上限目標(3250万バレル)は下回った。

 主要国別に見ると、ナイジェリアが1.4%増の180万6000バレルで、アンゴラが1.1%増の161万3000バレル。一方、ベネズエラは3.3%減の154万8000バレルと最も減少量が大きく、UAEは1.2%減の282万7000バレル。イラクは0.6%減の442万5000バレル。

 サウジアラビアは0.1%増の998万2000バレル、イランは0.1%減の381万3000バレルで、ともに横ばい圏内だった。