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ドル円:朝方発表された2月の米小売売上高は、市場の増加予想に反して3カ月連続で減少。2月の米卸売物価指数(PPI)はおおむね予想通りとなり、取引序盤はもみ合った。その後、トランプ米政権による強硬な対中通商政策に警戒感を背景に、円高・ドル安がじりじりと進行した。

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NYダウ:3日続落。米トランプ政権の通商・外交政策への不透明感を嫌気した売りが優勢だった。米政府が中国製品に高関税を課す措置検討に対して、中国との貿易摩擦が激化し、同国が米製品の輸入制限などの報復措置に出ることへの懸念が強まった。前日にはトランプ米大統領がティラーソン国務長官を解任。11月の米中間選挙を控え政権が保護主義に傾き、外交面でも強硬姿勢を強めるとの警戒感も嫌気された。

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NY金(4月限):反落。時間外取引ではユーロ高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、日中取引では、ユーロの戻りが売られたことを受けて軟調となった。

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NY銀(5月限):反落。ドル高に上値を抑えられた。

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NY白金(4月限):反落。時間外取引ではユーロ高などを受けて堅調となった。日中取引ではユーロ反落や金反落を受けて戻りを売られた。

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NYパラ(6月限):反落。ドル高や株安を受けて下落した。

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NY原油(4月限):反発。売り買い交錯も米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品需要の強さが示されたことが下値を支えた。

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シカゴ大豆(5月限):大幅反落。トランプ大統領の貿易に対する保護主義的な姿勢を受けて最大の輸出相手先国である中国との緊張高まりを嫌気した売りが見られた。

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シカゴコーン(5月限):反落。前週末発表の米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細で3月6日時点の大口投機家の買い越し数は32万枚を超えていたことが明らかとなった後でも上昇基調を継続し390セントを超える水準まで価格が上昇したことで買い警戒感が強まった。