昨晩のNY原油(4月限)は前日比1.34ドル(2.2%)高の1バレル63.40ドルで取引を終えた。一時63.81ドルまで上昇し、2月27日以来3週ぶりの高値を付けた。

 トランプ米大統領が20日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と会談。両者ともイランへの強硬姿勢を示しているだけに、会談が今後の中東情勢の緊迫化につながりかねないとの思惑が出た。イランの原油輸出が減る可能性が意識され、原油の買いを誘った。

 政治の混乱が続くベネズエラの産油量が一段と減るとの見方も原油の買いを促した。