昨晩のドル円は、3営業日ぶりに反落。前週末比20銭円高・ドル安の1ドル=107円10〜20銭で取引を終えた。米政権の通貨政策を巡る不透明感が意識され、円など主要通貨に対してドル売りが優勢となった。

 トランプ米大統領が16日朝、「ロシアと中国は米国が利上げを続けるなか通貨安ゲームに興じている」とツイッターに投稿。日米首脳会談で米国が円安をけん制するとの見方もドル円の上値を抑えた。

 米経済指標は強弱まちまちの内容。3月の米小売売上高は前月比で4カ月ぶりに増加した。4月のニューヨーク連銀製造業景況指数と米住宅市場指数は低下した。