国連安全保障理事会は15日、イスラエル軍とパレスチナ人のデモ隊の衝突を受けて緊急会合を開いた。理事国からは「イスラエル軍の市民に対する暴力を非難する」(フランス)「武力を使ったイスラエルの対応に深刻な疑問を覚える」(オランダ)とイスラエルへの非難が集中。アラブ諸国を代表して会合を要請したクウェートは「市民を国際的に保護し、虐殺を捜査する決議案を提案する」と表明した。

 だが米国のヘイリー国連大使はイスラム原理主義組織のハマスが「米国が大使館を移すはるか前から暴力を使ってきた」と主張、「ハマスは(犠牲者が続出した)昨日の出来事を喜んでいる」と述べ、イスラエルを一貫して擁護した。

 クウェートなどが用意した「パレスチナ市民の殺りくに憤りと悲嘆を表明する」とした報道声明案は米国の反対で発表を見送った。