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ドル円:米朝首脳会談の開催にも不透明感が広がったため、海外市場では円買い・ドル売りが進行。4月の米新築住宅販売件数は3カ月ぶりに減少し、市場予想も下回る低調な内容。ただ、FOMC議事要旨(今月1、2両日開催分)の発表を控えて次第にドルを買い戻い戻す動きが優勢となった。FOMC議事要旨では、次回6月の会合での利上げを支持する参加者が多かったことなどが確認されたものの、利上げペースの加速を示唆するようなシグナルが示されなかった。
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NYダウ:反発。米中の貿易摩擦解消に向けた閣僚級協議の先行き不透明感を嫌気し、売り先行でスタート。ダウの下げ幅は一時160ドルを超えた。午後公表の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、一部の参加者が「インフレ率が2%を一時的に上回っても『2%前後』とする物価目標に矛盾しない」と表明。市場はインフレが高進しても連邦準備制度理事会(FRB)は利上げペースを緩やかにとどめる姿勢と受け止め、利上げ加速への警戒感が和らぐ中、ダウはプラス圏に浮上した。
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NY金(6月限):反落。時間外取引ではユーロ安を受けて軟調となったが、株安などリスク回避の動きを受けて地合いを引き締めた。日中取引ではユーロ安を受けて戻りを売られた。
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NY銀(7月限):反落。ユーロ安や欧州株の下落などを受けて反落した。
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NY白金(7月限):反落。金堅調につれ高となる場面も見られたが、ユーロ安を受けて戻りを売られた。
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NYパラ(6月限):続落。ユーロ安や欧州株の下落を受けて売り優勢となった。
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NY原油(7月限):続落。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が市場予想に反して増加したことが利益確定の売りを誘った。
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シカゴ大豆(7月限):続伸。引き続き中国の米国産大豆輸入回復期待を手掛かりにした買いが見られたことで買い優勢となった。また、世界的に主要産地が乾燥に見舞われている小麦が続伸したことも買いを呼んだ。
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シカゴコーン(7月限):続伸。小麦が続伸となったことに加え、米コーンベルトで雨がちな天気が続いていることがコーン作付遅延をもたらし、これが大豆への作付シフトを促すのではないか、との観測が買いを呼んだ。