yen

ドル円:欧州中央銀行(ECB)は、マイナス圏にある政策金利を少なくとも来夏まで据え置く方針を明言。量的緩和策の年内打ち切りも併せて発表した。金融政策の正常化で先行する米国との差が意識され、ユーロは対ドルで急落。円相場もこれに追随して対ドルで下落した。
dow

NYダウ:小幅続落。米商務省が朝方発表した5月の小売売上高は季節調整後で0.8%増と、市場予想の0.4%増を上回った。また、労働省が公表した最新週の新規失業保険申請件数も前週比で4000件減少。これらの強い米経済指標を受けて、上昇した。ECBは定例理事会で量的金融緩和を今年末で打ち切る方針を決定する一方、政策金利は「少なくとも2019年夏まで据え置く」との見通しを表明すると、欧米で金利が低下したことから、利ざや縮小を嫌気して金融株に売りが膨らみ、ダウの重しとなった。
nyg

NY金(8月限):続伸。5月15日以来の高値を付けたのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。
nyslv

NY銀(7月限):続伸。ドル安を受けて4月19日以来の高値を付けた。
nypt

NY白金(7月限):続伸。ドル安を受けて買い優勢となり、5月31日以来の高値を付けた。
nypal

NYパラ(9月限):続落。時間外取引でドル安を受けて堅調となったのち、戻りを売られ、小幅安となった。
wti

NY原油(7月限):続伸。来週に石油輸出国機構(OPEC)総会を控えるなか、ブレント原油とニューヨーク原油の価格差に調整が入り、ブレント原油には売りが入った一方で、ニューヨーク原油は買われた。
cs

シカゴ大豆(7月限):大幅続落。15日に米国による中国からの輸入品に対する500億ドル相当の追加関税対象リストの発表を控えていることに加え、大手通信社が対象となる品目数を800から900に拡大すると伝えたことで米中間の通商問題懸念がさらに深まり、売られた。
cc

シカゴコーン(7月限):大幅続落。米国による中国からの輸入品に対する追加関税対象リストの発表を控えるなか、トランプ大統領が対象となる品目数を800から900に拡大すると大手通信社が伝えたことや、中国以外にもメキシコ、カナダとの間の貿易摩擦に対する懸念が広がったこともあり、売られた。また、米コーンベルトでの順調かつ良好な生育も弱材料となった。