週末は横浜でのセミナー有難うございました。
ご来場者様からの質問と回答です。

Q「欧州、ロシア、イランVS米、サウジ、イスラエル。日本、中国の立ち位置は?」
A「基本的には、日本は米国側、中国は欧州・ロシア寄り。ただし、中国は案件によって距離感を持つと思われるのに対して、日本の選択肢は少ない。」


Q「VIX指数と金の関係性は、どのように考えればよいでしょうか?」
A「長いスパンで見ると、相関の高さは観測できますが、短期的にはタイムラグがあったり、相関が薄れる時間が長かったりしています。売買タイミングのツールとして考えるなら、VIXが低水準でもち合えばもち合うほど、金を仕込むチャンス場面、VIXが噴き上げた時は、金の利食いのタイミングと考えるのが良いのではないかと考えます」

Q「ドル建て金はETFなどを活用するのが良いのでしょうか?」
A「金の現物とETFは別物と考えた方が良い。金は無国籍通貨。同じ金でも日本にあれば円建て、米国にあればドル建て。現物のメリットを考慮するなら円建て金の購入で良いのではないかと思います。セミナーでもお話ししたように、来年は円建て金の上昇が、ドル建て金よりも大きくなる可能性もあります。
 現物投資ではなく、短期的な値ざや取りをドル建てで行いたいのなら、ETFよりも、CMEでの売買の方が、流動性・指標性も高いのではないかと思います。」


Q「悪材料出尽くしで白金が底堅くなっていると考えますがご意見は?」
A「2014年の展望レポートなどで、自動車の主流は燃料電池車ではなく、電気自動車に移行する可能性から、需給構造の変化で白金価格の値位置が変化すると指摘しましたが、金との価格差が逆転したままの状況が継続しています。足もとは、価格帯別出来高の厚い870-880ドルの下値支持が意識されていますが、将来的な需給緩和を考慮すると、1000ドル回復はあっても、さらなる上値は難しいかもしれません。現在は、米国を中心として景気拡大場面が続いていますが、貿易戦争の影響もあり、景気後退局面に一歩一歩近づいていると言うシナリオを想定するなら、株価の崩れ次第では、1000ドルへ戻すよりも先に、800ドル割れもあるかもしれません。流動性の薄い市場ですから、単なる値頃だけでの判断は避けたいと考えます。オーバーシュート気味に売られた後のリバウンド狙いは可能。
 また、セミナーではお話しできませんでしたが、南アで新しい鉱山法案が発表されており、黒人株主比率の引き上げなど、将来的なコスト増、生産減少も予想されます。価格低迷で赤字鉱山が多い中、供給減少が進むなら、需要減少で売られた後は、供給減少を織り込む流れも想定されます。金融ショック絡みで大きく売らた局面があれば、そこで買い戦略を考えたいと思います。」