北大西洋条約機構(NATO)は11日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、米欧間の亀裂が深まっている国防費の負担を巡って、「加盟国の分担のバランスを改善する」と約束した共同宣言を採択。

 首脳会議は12日まで2日間の日程で開催する。初日の協議終了後に共同宣言を公表するのは異例。

 加盟国が攻撃を受けた場合は他の加盟国が反撃する集団的自衛権を巡ってはNATOの「最重要の責務だ」と明記。

 対ロシア政策では軍事的脅威に対する抑止体制の強化で一致。「4つの30」と呼ぶ即応体制の強化策を採択。機械化大隊30部隊、飛行中隊30部隊、戦闘艦30隻を30日以内に、欧州の必要な地域へ配備できる体制を整備する。

 北朝鮮を巡っては、米朝首脳会談の開催を歓迎し、朝鮮半島の「完全かつ検証可能で後戻りできない非核化」を「全面支持する」と明記。