田中貴金属工業は12日、今年1〜6月の資産用金地金の販売量が前年同期比31.9%増の1万1559キログラムだったと発表。金価格が下落した結果、割安感から買われた。6月の販売量は2935キログラムと、2016年10月以来の高水準となった。

 プラチナ(白金)の1〜6月の販売量は12.4%増の4573キログラム。金との価格差が拡大した3月に販売量が急増した後、4〜5月はそれぞれ前月比で減少したものの、白金が値下がりした6月に盛り返した。

 1〜6月の買い取り量は、金が7.8%減の9545キログラム、プラチナが10.6%減の1996キログラム。