「景気後退期には債権者が資金を回収しようとする。景気後退期に保有すべきトップ4通貨のうち3つは、極めて強い対外ポジションを有する国の通貨だ。」

「トップ4通貨とはスイス・フラン、シンガポール・ドル、米ドル、日本円。これら4通貨を調達通貨とするキャリー取引が景気後退とともに巻き戻すと予想。そのため、米経済あるいは世界経済に後退の兆しが見えたら、その時がこれら通貨の買い時。」

「トップ4の中で日本円が最も魅力的で、シンガポール・ドルが最も魅力が小さい。」

「過去の傾向を見る限り、景気後退期の日本円のパフォーマンスは必ずしも優れてはいないが、現在の円の実質実効為替レートが40年平均より23%も安くなっている点に注目。 過去は景気後退前に割高になっていたケースがあったため、その後のパフォーマンスが目立たなかったが、今回は大きく割安となっているためパフォーマンスが高まる可能性がある。」

「一方で、回避すべきは新興国市場の通貨だ。新興国通貨は景気後退の影響を受けやすく、過去データによれば景気後退スタートから2年間で平均17%も減価した。」