米財務省報道官は13日、ムニューシン財務長官らのメキシコ訪問を受けて声明を出し、両国が経済や通商、安全保障などの分野で協力を確認したと発表。難航する北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の早期妥結に向けての意見交換も行ったとみられる。

 ムニューシン長官は、ペニャニエト大統領のほか、1日の選挙で当選したロペスオブラドール次期大統領、財務公債相に起用される見通しのカルロス・ウスラ氏らと会談。

 報道官によると、不正金融対策や経済成長、通商、安全保障での「共通の取り組み」を議論した。また、ムニューシン長官は「メキシコが米国にとって重要な経済パートナー」との見解を伝えたという。

 訪問にはポンペオ国務長官、ニールセン国土安全保障長官、クシュナー大統領上級顧問も参加した。