昨晩のNY原油(8月限)は小反発。前日比0.02ドル高の1バレル68.08ドルで取引を終えた。

朝方はイラクの原油輸出が7月上旬に急増し、昨年11月以来の高水準になり、月間の産油量が過去最高を更新する可能性が嫌気されて、一時67.03ドルと6月下旬以来の安値を付けた。

引けにかけては米在庫の減少観測や、ベネズエラで複数の石油プラントが改修に入ると伝わった事に加えて、リビアでは従業員の誘拐を受け、国営石油会社(NOC)が一部の原油輸出港で積み出しが不可能になる「不可抗力の事態」を宣言した事が材料視された。