G20財務相・中央銀行総裁会議は「貿易の緊張が高まって、世界景気に下振れリスクが増している」と、米国発の貿易戦争を懸念した共同声明をまとめて22日午後(日本時間23日未明)に閉幕した。

 G20会議は米国が仕掛ける貿易制限に非難が集まり、共同声明では世界経済について「底堅い経済成長が続いているが、貿易や地政学的な緊張の高まりが、短期的、中期的にみた下振れリスクになっている」と警鐘を鳴らした。さらに「リスクを軽減する行動と対話が必要だ」とも指摘。