昨晩のNY金(12月限)は3日続落した。前週末比20.1ドル安の1トロイオンス1198.9ドルで終えた。一時は1198.6ドルと中心限月として昨年3月半ば以来の安値を付けた。

トルコ情勢を巡る警戒感からドル指数が上昇した事を嫌気。トランプ米大統領のトルコへの制裁強化に対し、トルコのエルドアン大統領が強気姿勢を崩さず、週明けにトルコリラが一段安となり、リスク回避の動きが広がった。トルコ中央銀行が金融システムへの流動性供給策を発表したが、危機は新興国市場全体に波及し、金も売られる格好となった。