中国の李克強首相は19日、世界経済フォーラム夏季会合(夏季ダボス会議)の開幕式で演説し、巨額の対中貿易制裁を決めたトランプ米政権を念頭に「問題があれば協議によって解決すべきだ」と訴えた。

 中国は6月初旬を最後に途絶えている閣僚級協議を今月27、28両日に再開するため、劉鶴副首相をワシントンに派遣する方向で調整中だったとされるが、米国が対中制裁の第3弾を24日に発動すると決定した事で、中国は報復策を発表。

 李首相は「一国主義では問題の解決はできない」と述べ、自由貿易を守る必要があると強調。また、トランプ大統領が中国の「人民元安操作」を批判したことを踏まえ、「中国が故意に元相場を動かしていると考える人がいるが、元安によって輸出を促進することは絶対にしない」と反論した。