昨晩のNY原油(11月限)は、続落した。前日比2.20ドル安の1バレル70.97ドルで取引を終えた。世界的な株安の連鎖がリスク回避や需要減少思惑を呼ぶ中、米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、原油在庫が3週連続で増加。増加幅は市場予想を大幅に上回り、原油先物の売りを誘った。

石油輸出国機構(OPEC)月報でトルコ、ブラジル、アルゼンチンの景気見通しを反映して2019年の世界の原油需要を下方修正。EIAは前日に19年の米国の生産見通しを上方修正しており、先行きの需給悪化も意識された。