昨晩のNY原油(12月限)は、続落した。前日比0.86ドル安の1バレル66.18ドルで取引を終えた。一時は65.33ドルと期近物として8月以来の安値を付けた。

トランプ米大統領は29日夜の米メディアのインタビューで、中国との貿易交渉は「素晴らしい取引ができると思う」と述べつつ、交渉不成立なら追加関税を課す姿勢を示した事が嫌気された。

国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は30日、シンガポールで開かれた会合で原油需要の先行きに懸念を示した事や、米週間石油在庫統計で原油在庫が増加すると想定されていることも圧迫要因。