米WSJ(電子版)が8日、サウジアラビアの政府系シンクタンクが、石油輸出国機構(OPEC)解体の場合に想定される石油市場への影響を調査していると報じた。

 サウジ政府内でOPECが近く解体されるとの議論はないとしているが、将来的に世界の原油需要が減少に転じると予想される中、サウジは調査結果を今後の経済政策に生かしたい考え。全ての産油国が自由に競合した場合や、産油量の多いサウジが石油の需給均衡化を目指した場合の影響などを検討する。