ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8日、世界の経済成長が今後2年間に減速する公算が大きいとの見方を示した。
 ムーディーズは最新のリポートで、「世界の経済成長は、2017〜18年の3.3%から、19、20年には3.0%未満に鈍化すると見込んでいる」とした。

 また、米国が制裁関税第3弾として2000億ドル相当の中国製品を対象に発動した追加関税が10%から来年1月に25%に引き上げられる見通しであることに言及。「両国においては、マクロ経済全般の経済成長への直接的な影響は対処可能だ。ただ、世界1、2の経済大国間の持続的かつ拡大する緊張関係により投資が鈍り、マイナスの影響が広がる可能性が高まっている」と指摘。